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「7日間ブックカバーチャレンジ」第2日目…『世界史的立場と日本』

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以下は、facebookからの轉載。令和2年5月13日(水)執筆。

京都學派第2彈。GHQ發禁圖書。昭和18(1943)年刊。當時を代表する哲學者4人(西田幾多郞門下生。高坂正顯・西谷啓治・高山岩男・鈴木成高。鈴木の專攻は、歷史學)による、知的報國の記錄。西洋の歷史哲學を咀嚼した上での哲學的叡智によつて、日本の世界史上の立場と進路を摸索した、壯大な座談會を描いたもの。哲學(廣い意味で、學問)の可能性を痛切に問ひ續けてゐる。

私の獨斷では、近代日本最高水準の座談會だと思つてゐる。しかし、本書は遺族の意嚮で復刊ができないため、幻の名著となつてゐる(古本屋で出囘つたとしても、恐ろしく高額になることが多い曰くつきの書)。

それでも內容は素晴らしいので、西尾幹二解說の動畫を紹介。

https://www.nicovideo.jp/watch/so22004610

GHQ發禁圖書は、餘りに優れた內容の書が多い。今後も、發禁圖書を何册か紹介したいと考へる。

バトンは、神道學仲間の久保さんへ。餘裕があつたら、宜しくお願ひします。


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