シェア
川島啓介
2020年5月18日 23:22
facebookからの轉載。本日執筆。ドストエフスキー著。1875年刊。次は、海外文學から選びたいと思つた。それならロシア文學がいいと思ひ、ロシア文學ならドストエフスキーだと思ひ、それなら「ドストエフスキー五大長編」には入つてゐるが、「四大長編」には入つてゐない、位置付けの厄介なこの作品がいいと思ひ至つた。『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』を選ぶ人は多いだらうから、敢へてこの作品を選んでみたか
2020年5月17日 23:10
facebookからの轉載。本日執筆。日本最初の職業作家と言はれる、十返舎一九著。享和2(1802)年~文化11(1814)年刊。思想・哲學から離れ、古典文學から、誰もが知つてゐる作品をと思ひ選んだ。2人のふざけた男が、江戶を出發し、伊勢で神宮を參拜し、大阪まで旅をするといふそれだけの話。道中、駄洒落を言ひ、狂歌を詠み、一々騷動を起こす。狂氣を感じさせるほど、ふざけてゐる。が、それ