住んだことがなくても帰ってきてホッとする場所がふるさと
自己紹介する時に大体なんとなく含まれる情報に、出身や住んでいるところがある。必ず書くのが"出生地"は北海道小樽であること。
ふるさとがどこかと聞かれたら、すぐに絶対小樽です、と答える。でも小樽に住んでいたことはないのである。
出生地に込めるこだわり
生まれて26年間、ほぼずっと東京の西の方、吉祥寺に住んできた。住みたい街No.1に選ばれてきたこともある自慢の街。好きな街。
去年から一人暮らしを始めて、吉祥寺は離れたけれどいまだに住んでいる場所はなんとなく吉祥寺の気持ち。実家はあるし、毎週末行ってるし。
そんな吉祥寺よりも思い入れがある街が小樽だ。私が産声をあげたのは小樽だった。
とはいえ、母が里帰り出産したから小樽であって、そのあとすぐ滋賀県に行き、直後東京に転勤となった。以降ずっと東京の人である。
出身はどこですか?って聞かれると、生まれたのは小樽だから小樽!と答えると、いつまで小樽にいたの?と質問が続いてしまい、ほぼ東京出身みたいなものだねと言われてしまう。
だから大体「生まれは小樽、育ちは東京です。」と律儀に答える。なんなら出生地は小樽です、とわざわざ言い方を変える。
こだわりがありすぎて面倒くさいと初対面で思われがちではあるけれど、それでもやはり小樽市生まれと言いたいのだ。
そのくらい小樽が好きだ。大好きだ。
毎年何度も"帰って"いたらお土産名人になった
北海道に夏休みと冬休みは帰省する。たぶん帰省っていう表現は正しくないけど、でも帰省って言っちゃう。
そのくらい毎年通い詰めていたら数えきれない数のお土産を買ってきた。小樽で観光はほぼしないから、観光地はわからないけど、お土産だけは詳しくなった。
定番の白い恋人とかマルセイバターサンドとかトウキビチョコとか。間違いなく美味しいんだけど、でも、それ以外にも美味しいものがあって紹介したいお土産ばかりだ。
ど定番ではないけど万人に受けるお土産リスト
①ハスカップジュエリー
めちゃめちゃ甘い。けどハスカップの酸味がたまらない。ホワイトチョコも濃厚で美味しい。カロリー爆弾なのがわかってはいてもやめられない魅力があるお菓子。
クッキー生地でハスカップジャムをサンドして、周りをホワイトチョコでコーティングしてある北海道尽くしである。
②雪華青
名前が綺麗すぎる。ソフトなチョコレート菓子?なのだけど雪食べてるみたいな口溶けの良さがたまらん。いちご味をお土産に渡してみて、どんなご家庭のお子さんもはまってくれた子供もお父さんもお母さんも大好きになっちゃう味
新千歳空港のANA Festaでしか見たことないかもしれない。
③ハスカップキャラメル
甘党な人は絶対好き。甘さと酸味が共存してて、一つ食べると物足りなくて絶対もう一つ二つと食べちゃうキャラメル。ぶどうとはまたちょっと違うんだよなぁ、ハスカップ。
甘酸っぱい恋の味って卑怯である。
④カリカリまだある?
これは割と有名なカレー味のおかき。まだある?って聞きたくなっちゃうくらい一瞬でどこかへ消えていきます。(食べとるだけ)
北海道ってスープカレーがほんと美味しいのだけど、野菜が美味しいのはもちろんスパイスのガッツリ感が良いのである。そんなスパイス味を感じられるお菓子。
⑤とうきび茶
甘いとしょっぱいのコンビに止まらなくなったら、美味しいお茶で落ち着きましょう。ほんのり甘いお茶でこれまた絶品。
空港で絶対に買うけれど、大体いつも離陸までに半分、東京に着く頃には空になっている。ティーパックも売ってるけれど、ペットボトル入りが本気で美味しい。
⑥小樽ワイン
サッポロクラシック(ビール)は定番です。なんなら春限定・夏限定があるのでそれも飲んで欲しい。春は香りが最高で、夏はキレが最高なビールである。
でもそれだけではなくて、ワインもとってもおいしい、大好き。
小樽ワインの醸造所は昔から家族でいくのが好きで(私はぶどうアイス目当て)、大人になってからはドライバーで試飲ができないので。必ず買って帰るお気に入り。
何がいいってこのボトルの味のある「おたる」の文字が良い。
もっともっとマニアックな色々はあるので、ぜひ北海道に行く人は好きなお菓子のタイプを教えてください。全力でレコメンド一覧を作成します。
結局ふるさとは自分で好きだなと言い切れたらそれでいいのではないか
ふるさととは何か?について書くつもりだったのに、気づいたらお土産リストの記事になっていて。それはそれでいいか。
ふるさとって聞くと、紅白歌合戦みたいな時に聞く昔を過ごした懐かしい故郷みたいな感じだけど、自分の心の中にずっといてくれる街をふるさとというのではないかと思う。
ふるさとがあること。ふと帰りたいなと思う街があること。幸せだなと思える。