一人ひとりが自分らしく過ごせる社会へ
我が家には3人の子どもたちがいる。
子どもたちのうち、2人は自閉スペクトラム症、1人はADHDと診断されている。
診断されたのは、娘(現:中3)は中2の夏、息子1号(現:小5)は小4、2号(現:小5)は小3。
子どもたちへの違和感はずっとあったけれども、私の説明ベタがたたり、相談先にうまく伝わらず、なかなか医療につながることができなかった。
その結果、娘は小6で不登校、息子たちも不登校気味だったり、トラブルが多発したり、と本人たちには辛い日々を送ってきたと思う。
子どもはこれからの未来を担う存在である。
診断されるまで、その子供たちにとって、世界は窮屈で辛くて、我慢ばかりが強いられるものであった。
私も、普通が求められる世界と、この子たちが伸び伸びと過ごせる世界のはざまで、できることがなく苦しんでいた。
診断されたことで、2号は衝動性が抑えられ、落ち着いて生活できるようになっている。
娘と1号は支援が入り、学校に行けるようになってきた。
自己肯定感が低く苦しんでいた娘も、とても前向きになってきたように思う。
私が未来のためにできることは、この子どもたちが自分らしく生きていきながら、社会に羽ばたいていくための環境を整えることである。
他の子のように周りに足並みをそろえていくことは難しいけれども、個性的なこの子たちだからこそ、開ける未来があると思っている。
とはいえ、ある程度社会に合わせなくてはいけない部分もあるだろう。
先日、放課後デイの見学に行ってきた。
我が子たちの個性を殺すことなく、社会に旅立っていくためには、こういうサービスが欠かせない。
親として、一人ひとりが個性を活かしながら生きていく社会が未来にはあってほしいと思う。
そして、一人ひとりの個性が輝ける社会が当たり前になってほしいと望んでいる。
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