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短編でも読書会はできる?

こんにちは、ブックラブ事務局です。
第2期生を迎え、100名を越えた読書コミュニティ「ブックラブ」。会員限定のオンラインコミュニティでは、本の話はもちろん、海外旅行の話などでも盛り上がっています。新会員の中には作家さんもいてビックリ!ブックラブに参加している作家さんのファンから、嬉しい悲鳴が上がっています。

さて、今回はブックラブ会員限定の読書会「-谷崎潤一郎-『秘密』読書会」のレポートをお届けします。24ページの短編で、どのような読書会になったのでしょうか。

7月読書会_谷崎潤一郎_秘密

少人数、アットホームな雰囲気だから話しやすい

当日は4人の参加者に加え、運営チームからも3人が読書会に参加。計7人での開催となりました。自己紹介では名前や職業に加え趣味を発表。「コーヒーの木を育てています。」との紹介には参加者一同興味津々で質問が続出。今では花が咲いたそうで、オンラインコミュニティへの写真投稿が待ち望まれます。

他にも、同業同士で「もしかしたら近くで会っているかもしれませんね」といった会話も生まれるアットホームな滑り出し。お互いのパーソナルな情報を知って交流できるのも、読書会ならではの面白さと言えるでしょう。

自己開示で盛り上がる

今回の読書会、募集時に謳った「男女の価値観の違い」にとどまることなく、様々な切り口が集まった学びと発見の多い読書会となりました。

男女の恋愛観の違いはもちろん、男性の変身願望の話や、登場人物の心理の読み解き。ヒロインが失恋した原因の検証など、参加者自身の経験と紐づけた考察は、学び多き読書会への第一歩。「正直、主人公の気持ちがわからない。他の方の感想をきいてみたい」といった率直な感想に対しても、参加者同士が、自身の考えや価値観と丁寧に向き合い、説明する様子が印象的です。

話題は作風を絡めながら、物語の構造へと移ります。「読み進めるうち、秘密の内容が綺麗に変化して、印象的なタイトルになった」といった言葉には、一同腹落ちした様子。「時代背景を考えると恋愛の常識や、街の艶っぽい描写も見え方が変わるのでは」といった発見も、読書会後に再読してみたくなる!といった反応があり、気づきの多い交流となったようです。

漠然とした感想を言語化できる

別々だと思っていた切り口が徐々に近づき、いつの間にか繋がる、まさに読書のアハ体験。読書会後の感想でも「本を読んで、頭の奥底に感じながらうまく言えなかったことが、質問や意見をきくうちに、色んな考え方がくっついて出せるようになった」といったコメントをいただきました。 

盛り上がってきたところで、あっという間の60分が経過。「読書はひとりでやる孤独な作業。読書会に参加して、自分とは違った観点で感想をきけて良かった」といった嬉しい感想をいただきイベントは終了です。

秘密読書会_記念撮影

24ページの短編で大いに盛り上がった読書会。読みやすく、参加ハードルも低いので、今後も企画を続けていきたいと思います。開催の際はブックラブのオンラインコミュニティとホームページでお知らせしますので、気になる方はぜひホームページをチェックしてみてくださいね。

▼ブックラブの詳細はこちら▼
https://sp.walkerplus.com/booklove/


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