本日2025年1月17日、阪神・淡路大震災の発生から丸30年を迎えます。
この30年、社会はさまざまに変化し、神戸の街も復興とともに大きく変わりました。
けれど、山と海のはざまで人々を見守り続けて来た神戸の街は、いつだってかわらず物語のきっかけになってきました。
今回は、そんな神戸からはじまる物語を、6作品ご紹介します。
居場所をなくした青年の再起の物語や、阪神・淡路大震災で家族を失った主人公が築く新たな絆の物語も。
そして、読み終わったらぜひあなただけの物語を探しに神戸に行ってみてください。きっと、震災前も後も変わらない、人々の絆がそこにあるはず。
神戸から始まる6つの物語。
■ 商品誕生に秘められたドラマ、新入社員の由寿の奮闘が始まる!
『令和ブルガリアヨーグルト』宮木あや子(KADOKAWA)
■ 被災地の現実、日本のエネルギー問題、政治的な混乱。小学校を舞台に震災が浮き上がらせた日本の問題点。その混乱から未来へと向かっていく希望を描いた連作短編集。
『そして、星の輝く夜がくる』真山仁(祥伝社文庫)
■ 恋の坂道、登っとう。今日も元気に歩いとう。
『あるいとう』ななじ眺(マーガレットコミックスDIGITAL)
■ おまえは俺を殺した。俺の魂を殺した――
『幻夜』 東野圭吾(集英社文庫)
■ 1995年1月、阪神大震災。そして、1995年2月、人々のかかえる内なる廃墟が、しずかに共振を始める――。
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹(新潮文庫)
■ 世にも不思議な常連客がいる真夜中の定食屋、開店!
『最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵』 椹野道流(角川文庫)