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【祝・直木賞ノミネート】荻堂 顕の全著作をご紹介!

デビュー4作目『飽くなき地景』(KADOKAWA)が「第172回 直木三十五賞」にノミネートされ、話題の作家・荻堂 顕さん。

手掛ける作品は、どれも読み応え抜群!
2020年に『擬傷の鳥はつかまらない』(新潮社)でデビューして以来、その存在感は日に日に大きくなっています。

本記事では、そんな荻堂さんの全著作を刊行順にご紹介します!


荻堂顕の全著作一覧(2024年12月時点)

『擬傷の鳥はつかまらない』(新潮社)

✅ 著者デビュー作
✅ 第7回 新潮ミステリー大賞 受賞作

あなたの絶望を確かめましょう――。
現代の「祈り」と「贖罪」を描いた、破格の新人現る!

「嘘の仕立て屋」を生業とするサチのもとへ、二人の少女が訪ねてきた。数日後、片方の少女がビルの屋上から身を投げ、サチは残された少女を“逃がす”ことに。彼女を追う謎の男とヤクザたち。一年前の〈未成年売春婦殺人事件〉と少女たちの恩讐渦巻く関係とは。そして、彼らを待ち受ける「門」の向こうの世界とは一体――。

新潮社オフィシャルサイトより引用

『ループ・オブ・ザ・コード』(新潮社)

✅ 第36回 山本周五郎賞 候補作

「生まれたくなかった。……それはあなたの声なんだ」
混迷と絶望の現代を撃つ、弩級の近未来×ハードボイルド。


疫病禍を経験した未来。WEO(世界生存機関)に所属する「私」は、かつて〈抹消〉を経験した国家〈イグノラビムス〉での現地調査を命じられる。謎の病とテロ事件に突如襲われた彼の国に隠された、衝撃の真相とは、一体。20代俊英、大飛躍のデビュー2作目は、生命倫理の根幹と善悪の境界を問う、近未来諜報小説の新たな地平。

新潮社オフィシャルサイトより引用

『不夜島(ナイトランド)』(祥伝社)

✅ 第77回 日本推理作家協会賞 長編および連作短編集部門 受賞作

「ほんの一瞬だけなら何でも手に入れられる、俺の唯一の特技だ」

第二次世界大戦終結後、米軍占領下の琉球。その最西端の与那国島では、一本の煙草から最新鋭の義肢まで、ありとあらゆるものが売買される密貿易が行なわれていた!腕利きのサイボーグ密貿易人・武庭純は、ある日顔馴染みの警官からとんでもない話を耳にする。終戦とともに殺人鬼と化した元憲兵が島に上陸したというのだ。元憲兵探しに乗り出した武だったが、時を同じくして、謎のアメリカ人女性から 「姿も形も知れない “含光” なる代物を手に入れろ」という奇妙な依頼が舞い込んでくる。相棒の島人とともに奔走する武は、やがて、世界を巻き込む壮絶な陰謀に巻き込まれていく……。 琉球と台湾の史実をもとに描き出す、 サイバーパンク巨編!
一攫千金の夢が渦巻く欲望の“街”その男は、ただ魂を求めた――

祥伝社オフィシャルサイトより引用

『飽くなき地景』(KADOKAWA)

✅ 第172回 直木三十五賞 候補作

一振りの刀が巻き起こす美と血のノワール

土地開発と不動産事業で成り上がった昭和の旧華族、烏丸家。その嫡男として生まれた治道は、多数のビルを建て、東京の景観を変えていく家業に興味が持てず、祖父の誠一郎が所有する宝刀、一族の守り神でもある粟田口久国の「無銘」の美しさに幼いころから魅せられていた。家に伝わる宝を守り、文化に関わる仕事をしたいと志す治道だったが、祖父の死後、事業を推し進める父・道隆により、「無銘」が渋谷を根城にする愚連隊の手に渡ってしまう。治道は刀を取り戻すため、ある無謀な計画を実行に移すのだが……。やがて、オリンピック、高度経済成長と時代が進み、東京の景色が変貌するなか、その裏側で「無銘」にまつわる事件が巻き起こる。刀に隠された一族の秘密と愛憎を描く美と血のノワール。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

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