「この人には敵わない」と思わせる人がいます。1を聞いて10を知る人、こちらの気持ちをぴたりと言い当てる人、何もかも先読みして先回りしている人、成功の裏で考え抜いている人。
あの人の頭のなかは、いったいどうなっているのか。どんなところに目を付けて、どんなふうに思いを巡らしているのか。
今回ご紹介するのは、そんな「敵わない人」たちの頭脳のなかに飛び込むような、おすすめの頭脳戦小説5選です。
特殊なルールのゲームに次々と勝利していく女子高生、対戦相手の「0文字解答」で決勝に敗れたクイズプレーヤー、知略を駆使した異能力バトルに、名探偵たちによる推理ゲーム、そして塔の最上階を目指すギャンブルの連戦。
彼らの思考に少し追いついた時、彼らの考察がたどり着く「答え」を理解したとき、彼らの頭脳に打ちのめされたとき、沸き起こる知的興奮は他に代えがたいもの。ページを開いた瞬間にびびっと走るひらめきの気持ちよさに酔いしれてください。
きっとやつらには敵わない。
おすすめの「頭脳戦小説5選」
青崎有吾『地雷グリコ』(KADOKAWA)
2024年の4大ミステリランキング完全制覇!
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!
★『地雷グリコ』関連情報はこちらをチェック!
小川哲『君のクイズ』(朝日新聞出版)
第76回 日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門] 受賞
詠坂雄二『君待秋ラは透きとおる』(角川文庫)
異能力ミステリ、最前線! 知略を駆使した異能力バトルを目撃せよ!
似鳥鶏『推理大戦』(講談社文庫)
世界最強の名探偵は、誰だ?
宮内悠介『黄色い夜』(集英社文庫)
金の流砂に呑まれる、恐怖と快感。
カバーイラスト担当 「岩元先輩ノ推薦」「ぬらりひょんの孫」の椎橋 寛 推薦!
螺旋の塔で繰り広げられる知能バトルを見届けよ!