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【作品情報まとめ】金城一紀『友が、消えた』

青春小説の金字塔「ザ・ゾンビーズ・シリーズ」が帰ってきた!
『GO』で第123回直木賞受賞、『映画篇』で2008年本屋大賞5位、近年は脚本家として多くのヒット作を生み出してきた金城一紀さんによる、13年ぶりの書き下ろし長編小説『友が、消えた』(2024年12月16日発売予定)の関連情報をご紹介します。


■ 「ザ・ゾンビーズ・シリーズ」最新作がついに登場!

『レヴォリューションNo.0』以来13年ぶりとなる金城一紀さんの新作小説『友が、消えた』は、小説現代新人賞受賞作「レヴォリューションNo.3」からはじまる「ザ・ゾンビーズ・シリーズ」の最新作。

同シリーズは人気を博し、シリーズ第2弾『フライ,ダディ,フライ』は2005年に岡田准一と堤真一のW主演で映画化もされ大きな話題となりました。

本作の主人公は、大学生になった南方。
シリーズ作品ではあるものの、独立して楽しめる作品となっています。
シリーズ未読の方は、本書を読んだあとに、高校時代の南方たちを描いたシリーズ既刊を読んでいただいても大丈夫です 。

■ 最新作『友が、消えた』について

装画/たけもとあかる 装丁/岩瀬 聡

現代社会に蔓延する閉塞感を打ち破る、
唯一無二の青春小説!


行方不明となった友人を探してほしい――。南方が大学の同級生からそう依頼されるところから、本作の物語がはじまります。失踪した同級生の周囲を調べるうち、南方は思わぬ事態に巻き込まれ、大学や社会に裏に潜む悪と対峙することとなります。

南方が新たな仲間たちとともに、この世界を覆う不条理やあきらめに果敢に立ち向かう姿は、胸を熱くさせます。もしかしたら、世界は自分たちの手で変えられるのかもしれない――。そんな希望を抱かせてくれるエンタテインメント小説です!

あらすじ

あなたが動けば世界が変わる。ザ・ゾンビーズ・シリーズ最新作!

オチコボレ男子高校生だった南方は、仲間たちとのある約束のために大学に進学した。「君たち、世界を変えてみたくはないか?」高校の生物教師のこの言葉をきっかけに、仲間たちと周囲の不条理に立ち向かった彼らは、「殺しても死にそうにないから」という理由で「ザ・ゾンビーズ」と呼ばれていた。だが高校卒業を機にメンバーはそれぞれの道に進み、チームは解散。南方は大学でどこか物足りない日々を送っていた。
そんな折、同級生の結城から「友人の北澤と、その家族が行方不明になったので捜してほしい」との依頼が。胸に秘めていた本能を揺さぶられた南方の前に、学内最大のサークルを仕切るカリスマ志田、志田を狙う謎の女子、そして北澤を追う男たちが現れる。渦巻く思惑と予想外の真相に南方は果敢に迫っていく。

著者プロフィール

金城一紀(かねしろ・かずき)
1968年生まれ。98年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。同作は映画化もされベストセラーに。08年『映画篇』で本屋大賞5位。他著に『対話篇』、「ザ・ゾンビーズ・シリーズ」として『レヴォリューションNo.3』『フライ,ダディ,フライ』『SPEED』『レヴォリューションNo.0』などがある。

書誌情報

書名:友が、消えた
著者:金城一紀
発売日:2024年12月16日(月)予定 電子書籍同日配信予定
ISBNコード:9784041155349
定価:1,760円(本体1,600円+税)
総ページ数:232ページ
体裁:四六判並製 単行本
発行:KADOKAWA
初出:書き下ろし
装 画:たけもとあかる
装 丁:岩瀬 聡
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407001137/

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※取り扱い状況は店舗により異なります。ご了承ください。

■ シリーズ既刊紹介

01 | レヴォリューションNo.3

オチコボレ高校に通う「僕たち」は、3年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ、強面のヤツらまでもががっちりガードする、お嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ――。
君たち、世界を変えてみたくはないか? 記念すべきザ・ゾンビーズ・シリーズ第1弾!

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

02 | フライ,ダディ,フライ

鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは――。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは――ザ・ゾンビーズの面々だった! シリーズ第2弾!

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

03 | SPEED

頭で納得できても心が納得できなかったら、とりあえず闘ってみろよ――。風変わりなオチコボレ男子高校生たちに導かれ、佳奈子の平凡な日常は大きく転回を始める――。ザ・ゾンビーズ・シリーズ第3弾!

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

04 | レヴォリューションNo.0

オチコボレ男子高に入学した僕らを待ち受けていたシゴキ合宿。欺瞞に満ち溢れた世界に風穴を開けるため、大脱走計画を練るうち、世界に熱い血が通い始める。ザ・ゾンビーズ結成前夜を描くシリーズ第4弾!

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

■ 著者その他既刊紹介

01 | GO

僕は《在日韓国人》に国籍を変え、都内の男子高に入学した。広い世界へと飛び込む選択をしたのだが、それはなかなか厳しい選択でもあった。ある日僕は、友人の誕生パーティーで一人の女の子に出会って――。著者デビュー作にして、第123回直木賞受賞作。

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

02 | 対話篇

「彼女が死んだのは、僕のせいなんだ」親しい人が非業の死を遂げる。そんな数奇な宿命を背負った友人が僕に語ったのは、たった一度の運命の恋の物語だった――(「恋愛小説」)。悲しみに沈む者たちが、対話を通じて光を見出してゆく全3篇。切なくも愛溢れる、珠玉の中篇集。

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

03 | 映画篇

青春を共にし別々の道を歩んだ友人。謎の死を遂げた夫。守りたいと初めて思った女性――。「太陽がいっぱい」「愛の泉」など名作映画をモチーフに、悲しみを抱えた人々が前を向き歩み出す姿を描く全5篇。

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

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