ウサギは寂しいと死んでしまう、というけれど、
我ら人間には、寂しさが必要な気がするのです。
もちろん、無人島とか人類滅亡後の地球で暮らしたいわけじゃない――。
好きなひとたちがいて、大事なひともいて、でも時折どうしても、自分にはソロの隠密行動が必要なんだ!
好きなひとも大事なひともいないけど、わたしはわたしを全力で愛しているから無問題。
今、誰もいなくてめちゃしんどいけど、泣いてばかりもいられない。どうせならひとりを楽しみたい。
――どれもアリ。ここにあてはまらないどんな「ひとり」も全部アリ!
ひとり時間の豊かさは、人生をちょっとだけ(もしかしたら、かなり)面白くしてくれるのかもしれません。ひとりを、孤独をおいしくいただく6冊の本をカドブンからご紹介します。
秋川滝美『ひとり旅日和 道続く!』(KADOKAWA)
“お得”な旅は嬉しくて、楽しい! グルメ×旅の人生満喫小説!
北村薫『八月の六日間』(角川文庫)
山登りで、わたしの「部品」を取り戻す――心をほどく連作短編集。
若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出文庫)
74歳、ひとり暮らしの桃子さん。
おらの今は、こわいものなし。
吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』(ちくま文庫)
それは、笑いのこぼれる夜。――食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともしていた。
光浦靖子『ようやくカナダに行きまして』(文藝春秋)
わたしカナダに行きます…! 50歳のカナダ留学エッセイ!!
まるよのかもめ『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』(白泉社)
【X(Twitter)日本トレンド1位のやばいマンガ!!!!】