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【ブックガイド】おひとりさま上等♪ ソロ活動推奨! 「ひとり」をとことん楽しみつくす6冊

ウサギは寂しいと死んでしまう、というけれど、
我ら人間には、寂しさが必要な気がするのです。
もちろん、無人島とか人類滅亡後の地球で暮らしたいわけじゃない――。
好きなひとたちがいて、大事なひともいて、でも時折どうしても、自分にはソロの隠密行動が必要なんだ!
好きなひとも大事なひともいないけど、わたしはわたしを全力で愛しているから無問題。
今、誰もいなくてめちゃしんどいけど、泣いてばかりもいられない。どうせならひとりを楽しみたい。
――どれもアリ。ここにあてはまらないどんな「ひとり」も全部アリ!
ひとり時間の豊かさは、人生をちょっとだけ(もしかしたら、かなり)面白くしてくれるのかもしれません。ひとりを、孤独をおいしくいただく6冊の本をカドブンからご紹介します。



秋川滝美『ひとり旅日和 道続く!』(KADOKAWA)

“お得”な旅は嬉しくて、楽しい! グルメ×旅の人生満喫小説!

プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる。

ある日、事務用品の販売会社で働く日和は、鳥取で行われる見本市にアシスタントで行ってほしいと頼まれた。
翌日そのまま鳥取に残れることになったが、仕事のプレッシャーから、旅の計画はほぼゼロで――。
ひとり旅を始めて5年。初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げていった。
パワースポットを巡り、土地のおいしいものに舌鼓をうち、旅を重ねるたびに自信がついて、心が大きく成長していくのだった。
日和は、企画切符で福島を訪れたり、遠距離恋愛中の蓮斗に会う前にひとりで長崎・佐賀を満喫したり、
まだ出会えていない絶景とご当地グルメを求めて旅に出る!
今回の旅先は福島、佐賀、長崎、鳥取!

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

北村薫『八月の六日間』(角川文庫)

山登りで、わたしの「部品」を取り戻す――心をほどく連作短編集。

40歳目前、雑誌の副編集長をしているわたし。仕事はハードで、私生活も不調気味。そんな時、山歩きの魅力に出逢った。山の美しさ、恐ろしさ、人との一期一会を経て、わたしは「日常」と柔らかく和解していく――。

KADOKAWAオフィシャルサイトより引用

若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出文庫)

74歳、ひとり暮らしの桃子さん。
おらの今は、こわいものなし。

結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように、故郷を飛び出した桃子さん。
身ひとつで上野駅に降り立ってから50年――住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。
「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」
40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。
捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。震えるような悲しみの果てに、桃子さんが辿り着いたものとは――

河出書房新社オフィシャルサイトより引用

吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』(ちくま文庫)

それは、笑いのこぼれる夜。――食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともしていた。

懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。無口な店主、月舟アパートメントに住んでいる「雨降り先生」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋主人、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。食堂に集う人々が織りなす、懐かしくも清々しい物語。クラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説。

筑摩書房オフィシャルサイトより引用

光浦靖子『ようやくカナダに行きまして』(文藝春秋)

わたしカナダに行きます…! 50歳のカナダ留学エッセイ!!

コロナ禍もようやく落ち着き始めた2021年7月、光浦靖子は日本を出発しカナダへーー。
PCR検査を受けるのにも一苦労。16日間の隔離に始まり、ままならない英語に悪戦苦闘しつつ、語学学校で出会った女王様のようなコロンビア人女性のヘレナや、バンクーバーに住む作家の西加奈子さんをはじめとする日本人ママ友会、名付けて「オバンジャーズ」に頼った引越し騒動、そしてカレッジへの道が開けたことなど、新しい世界を知る不安や期待や興奮をありのままの心情で綴る。
カナダでの暮らしがわかる写真もカラーで多数収録。
50歳での初の海外暮らし。アラフィフ世代はもちろんのこと、全世代に共感を呼ぶ、待望の留学エッセイ!

文藝春秋オフィシャルサイトより引用

まるよのかもめ『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』(白泉社)

【X(Twitter)日本トレンド1位のやばいマンガ!!!!】

望月美琴、21歳・営業事務!
おっとり・ほんわかな彼女の幸せは……《ドカ食い》!?!?
ガッツリ・こってり・山盛りの食べ物をひたすらに食す♪
カロリーのオーバードーズで"至る"、限界突破の禁断グルメギャグ★

白泉社オフィシャルサイトより引用


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