ケーク・イスパハン
サリュー!ケイチェルおじだよ。
今年は正月にあけおめスイーツとしてマカロン・イスパハンを作ったんだけど、
このとき買ったラズベリーとライチが冷凍庫にたくさん余ってるわけよ。このままだと永久凍土になりそうなので早く消費しなくては。
ということでケーク・イスパハンだ。本当はもっと早く作る予定だったけど、ちょっと難しそうで延ばし延ばしになってた。いつもの『ピエール・エルメが教える焼き菓子BOOK』では、ピンクのフォンダンでコーティングされてるのよ。
↑このフォンダンがレシピでは「市販の物を買え」ってなってるんだけど、めちゃ高いのよね。一袋1700円くらいする。それで躊躇してたんだけど、調べたらどうも作れるらしい。
ちなみにフォンダンっていうのは、ジャリジャリした砂糖のコーティングっていうのかな。本場のザッハトルテのグラサージュのような物をイメージして頂ければ。あるいはフランスのエクレアは大抵フォンダンがかかってるらしいよ。でも日本の洋菓子ではあんまり馴染みがないかもね。
①前日の下準備
フォンダンは水とグラニュー糖と水飴でできるらしい。今回はそれに着色します。
水30gにグラニュー糖200g、水飴8gを火にかけ、砂糖が溶けたら着色し、115度まで加熱します。
115度になったらまた板に移して、ヘラで擦り擦りするらしい。耐熱性のまな板がないので天板で。
徐々に砂糖が結晶化してこんな感じになります。
手で持てるくらいに冷めたら、手で練っていくらしい。
ありゃ?本当にこれでいいんか?
砂糖が固まってしまって全然まとまらん。
仕方ないので、再加熱してローズシロップで延ばすことにしました。
とりあえずまとまった、ってことにしとこう。
これを一晩おいておきます。
さらに昨夜はプラリネローズも作ったよ。
リヨン銘菓のプラリネローズの作り方はこちらの記事を見てね↓
②ケーキを作る
本日朝からケーキ作りを開始。材料はこちら(めちゃ多い)
*詳しい分量は、本をお買い求め下さい(書くのめんどくさくなった)。一部、作りやすいようにアレンジしてます。
クリーム状にしたバターに粉糖・アーモンドプードルを入れて泡立て器で混ぜます。均一に混ぜたら卵黄を投入。
よく混ぜて全卵を投入。
牛乳・ローズシロップで溶いた色粉を入れます。
ベニコウジ由来の天然着色料だからあんまり鮮やかな色にはならないね。
別のボウルでメレンゲを立てます。
先程の卵黄のボウルにふるった薄力粉を入れて混ぜます。
メレンゲを3回に分けて、ゆっくりさっくり混ぜます。
生地のできあがり。
型の3分の1まで生地を流して、水気を切った冷凍ラズベリーとライチを乗せます。
再び生地を3分の2まで流してフルーツを乗せ、さらにその上に生地を流します。
↑12cmデコ型とミニパウンド型1個でぴったりでした。
160度で50分焼きます。
焼けました。
ベーキングパウダー入ってないから割れるほどには膨らまないね。パウンド型のやつにはベーキングパウダー入れた方が良かったかも。
③飾りつけ
フォンダンを湯煎で温めながら、ローズシロップを加えて延ばします。
↑とりあえずグラサージュできそうなくらいになってくれてホッとした。果たして作り方合ってるのか自信ないけど。
さて、いよいよ最大の難関。グラサージュだ。
↑エルメ本のレシピではフラワー型を使ってるんだけど、うちのは普通のデコ型なのでマカロンを乗せて凹凸を作ることに。マカロンは先週末に作ったやつだよ。
うーん、やっぱりグラサージュむずい。上面はまあまあだけど、側面がぐちゃぐちゃ。
砕いたプラリネローズ、食用の乾燥ローズ、ラズベリーフレークを乗せてみよう。パウンド型の方は自分でもよく分からないデコレーションに。
乾燥ローズは前にマカロンイスパハン作ったときにAmazonで送料無料で500円くらいだったので買ってみた。おそらくローズティー用?お茶っ葉みたいなやつだったので結局マカロンには使わなかったけど。
上から見ると、うーん、デコレーションに難ありだな。
側面はグチャグチャ😹
ちなみにエルメのケーク・イスパハンは毎年変わるみたいで、レシピ本みたいにフラワー型にローズプラリネと薔薇の花びらの砂糖がけを乗せたものもあれば、パウンド型の細長いやつもある。ちなみに今売ってるやつはこれです↓
*ピエール・エルメ・パリのHPより。なんか、エルメさんにしてはデザインいまいちじゃない?(笑)
④実食
ケーキの断面はエルメのレシピ本に近いかも?まあまあ上手くできたかな?
グラサージュフォンダンが冷えて固まりきってないうちにカットして食べたから、脳天突き抜けるくらい甘く感じる。ケーキはアーモンドパウダーが多いからマジパンに近いかも(レシピ本では次にパン・ド・ジェーヌが載ってるから、ケークイスパハンもマジパンの部類なのかも)。
まあまあ美味しいけど、そこまでって感じはしないな。こういうケーキは翌日の方が味が馴染むから、今日の時点で評価できないんだけどね。明日、フォンダンがしっかり固まって、ケーキが馴染んだら、また食べてみよう。