キヨ鍋と里芋の梅みそ和えに感動!
やあ、みんな。ケイチェルおじだよ。
先日、おいたんが「パスタ界のピカソ」として尊敬の尊してるパタさんことpapapastaさんが、やたらめったら美味しそうなミルフィーユキムチ鍋を作っておられました。
パスタのみならずキムチ鍋においてもその細やかな仕事ぶりを発揮されてて、尊敬の敬でございました。
その記事のなかで、かつては出汁に凝ったりしたこともあったが、結局引き算して無駄を省いて行き着いたキムチ鍋というような話があり、それでおいたんは「キヨ鍋」のことを思い出したんだよね。
「キヨ鍋」とは、今は亡き昭和の大歌手、尾崎紀世彦が愛した鍋らしい。
おいたんはだいぶ前にもこの記事は読んでたんだけど、今まで作ったことなかった。
尾崎紀世彦と言えば、おいたん世代にとっては「ヒッパレに出てくるおじさん」で、さすがに彼の最盛期をリアルタイムで知ってるわけじゃないんだな。
しかし、グルメで知られ、世界中の美味しいものを食べ尽くしたであろう尾崎紀世彦氏が愛して止まない鍋となれば、一度試してみる価値はありそうだ。なにせ本人が「キヨ鍋は自分の料理の原点」とまで言ってるそうだし、この鍋に勝る鍋はないとまで断言する人も多いらしい。
と言っても、鍋そのものは極めてシンプル。日本酒を煮立たせてアルコールを飛ばし、白菜と豚肉を入れるだけ。醤油をかけた大根おろしにまぶして食べるらしい。
てなわけで、さっそく作ってみよう。材料はこちら。
尾崎紀世彦の『ベーコン野外術』という本では、日本酒は安酒でよいとのことなので、スーパーで一番安い鬼ころしを買ってきた。
本当は「白菜の白いとこ→豚肉→白菜の葉」という順番で入れていくらしいのだが、ここは見栄えを楽しむ観点からミルフィーユ鍋にしてみよう。今までミルフィーユ鍋したことなかったので、一度やってみたかった。
日本酒を10分沸騰させてアルコールを飛ばします。
1000円で買ったマリークレールの鍋が大きすぎるので、ついに小さめのIH対応土鍋を買った。こんな風に金属の円盤を中に入れるのね。
少し冷ました日本酒に、ミルフィーユを切って鍋に敷き詰めます。
うーむ、パタさんみたいに綺麗にできないOrz… おいたんの雑な性格が出てるな。
蓋をして10分ほど煮ました。
シャレオツ土鍋でしょ?菊屋で一目惚れして4500円くらいしたけど即買いしちゃった。今後使い倒すつもり。米を炊いたりもしてみよう。
ついでに今日は、先日「まかないチャレンジ」にアップされてから作りたくてウズウズしてた、里芋の梅みそ和えも作ってみた。
材料はこちら。
まかないチャレンジの大将は梅干し使ってるけど、梅肉チューブ使います。
タワシでゴシゴシした里芋を水から煮ます。
沸騰したら落とし蓋をして20分。
竹串がスッーと刺さればオッケー。
茹でた里芋は簡単に皮が剥けるね。大将みたいに「ぺろりんちょつるりんちょ」って言いながら剥きます。
乱切りにして、梅肉と味噌それぞれ大さじ1、カツオ節適量を混ぜたものに和えるだけ。
そんなわけで、今日の夕飯できあがり↓
さてキヨ鍋の方は…
うっわ、なにこの鍋!?めちゃくちゃ美味しいんですけど!?
これはモーレツに感動するレベルよ。鍋自体は何も味付けしてなくて、調味料は少しの醤油だけのはずなのに、とんでもない旨味。
これに勝る鍋はなかなかないというのも頷ける。おいたん的には丸鶏から出汁を取ったようなシンプルな鶏鍋なんかがこれに匹敵するとは思うけど、キヨ鍋を食べてしまうと他の鍋は雑味で味が濁ったように感じてしまうかもしれない。ウソだと思うならぜひ一度お試しあれ。
で、里芋の梅みそ和えもこれまた旨い。大将が言ってる通り、まさに酒のつまみとして最高の料理だわ。と言いつつ、キヨ鍋と里芋どちらも箸が止まらずパクパク食べてしまって、焼酎のお湯割り飲み切る前に全部食べ終わってしまったけど。
もう腹一杯。死ぬ。今日病院で体重測定したら先月比マイナス1.2キロだったから、今日は食べすぎでもいいや。本当はマイナス2キロが目標なんだけど。
おわり。