たんかんバタークリームのマカロン
サリュー!ケイチェルおじだよ。
先日、ヒイカの柑橘煮の記事でちょろっと紹介したタンカン。弟夫婦から大量に送られて来たんだけど、ポンカンとネーブルの自然交配種らしい。
この時点で送られてきた日から1週間ほど経過。タンカンは皮が黒ずみやすいらしくて果肉には特に問題ないんだけど、2〜3個ほど白や緑のカビが生え始めたのも出てきた。
1日1個ずつ食べてたんだけど絶対に消費できんわ、ってことで残り全部ピューレにすることにしました。まあ弟夫婦もそれを見越して大量に送ってきたんだろうけども。
タンカンはネーブルみたいに甘くて美味しいんだけど、皮が薄くて剥きにくいのが欠点なんだよね。ネットで調べたら、2分くらい茹でると皮が剥きやすくなるらしい。
ほんとだ、嘘みたいに簡単に剥けるわ。タンカンだけにカンタン(なんつって)
ピューレの作り方にはいろいろあるみたいだけど、今回は最初に果肉を煮詰めることに。
体積が3分の2になるまで煮詰めます。
タネをガーしたくなかったので濾そうと思ったら、案外タネは少なくて煮詰めてるあいだに全部取れちゃいました。
なのでそのままブレンダーでガー。
↑ぽなぴに教えてもらったペペロンブロッコリーが写り込んでるな。
ガーしたやつをタッパーに入れてできあがり。濾してないのにピューレと言っていいのか分からんけど、これを冷凍して保存します。同じ作業をもう一回やって、タッパー2個分のピューレができた。お菓子作りのピューレ1年ぶんだな。
で、本日さっそくマカロン作りに使ってみたというわけだよ。
今までのマカロンはフルーツピューレを溶かしたチョコに混ぜたガナッシュをサンドしたものだったけど、今回は初めてバタークリームのマカロンにチャレンジしてみたい。
バタークリームのマカロンと言えば、ラデュレと並ぶフランスの老舗マカロン屋さん「ダロワイヨ」。立川にあると知って買ってきた。
つるんとして綺麗だねえ。ピエもタラコ唇みたいに太いピエだ。左はブラッドオレンジ味、右はチョコ味。ダロワイヨはほとんどがバタークリームのマカロンだから常温で保存可。
フレンチメレンゲらしくサクッと柔らかいコックで美味しかった。ただオレンジやチョコの味は弱いかな。
バタークリームマカロンの味を確認したところで、さっそくタンカンのバタークリームを作ってみよう。
とりあえずバターは120g使ってみる。
バタークリームにはいろんな作り方があるらしいけど、今回はスイスメレンゲで作ってみます。卵白2個ぶん70gとグラニュー糖70gで。
メレンゲが30度以下なのを確認して、あらかじめホイッパーで撹拌したバターと4回に分けて混ぜ合わせます。
タンカンピューレは、凍ってるのを適当に取ったら74gだったので、半分になるまで煮詰めました。ピューレの割合は20%くらいまでなら大丈夫らしいので。
これをバタークリームに混ぜます。
タンカンバタークリームのできあがり。
なんか少し分離してる気がするな。バターとメレンゲの混ぜが甘かったかも。
で、バタークリームって常温で保存が可能というか、むしろ常温にすべき(冷蔵しないほうがいい)らしい。ただ、冷蔵しても再度ホイップすれば大丈夫とも言われてるので、なんとなく冷蔵してみました。常温ってなんか不安なんよね。
一夜明けた今朝、マカロン作りに取りかかります。
作ったバタークリームの半分を取ったら、やっぱりバターが固まって分離してた。これホイップしたら滑らかになるのかな?
全然ならないぞ?
うーむ、困った。いろいろ調べたら、ゆっくり常温に戻して、薄力粉をちょっとずつ足しながらホイップすれば戻るとの情報あり、やってみました。
繋がったことは繋がったけど、もはやクリームとは言えない何かの生地だな。マカロンにサンドするにはいいけど、ケーキのデコレーションには使えそうもないね。
てなわけで、マカロンにサンドしてみます。
余った生地で超テキトーに焼いたマカロンが、ほのかにオレンジ色の焼き色付いて妙に可愛くできた。こっちの方がピエも太い。
とりあえずこっちのテキトーに作った方を味見してみたら、美味しくはできてる。ただ、タンカンの味は弱い。
先に作った方は、とりあえず冷蔵庫で1日休ませます。そのあと半分は冷凍してみる。いずれ冷凍便で送ったりできるかどうか実験してみたい。多分、市販のバタークリームマカロンも冷凍で売られたりしてるよね?解凍してバタークリームがボソボソになったりしないのか、ちょっと様子を見てみよう。
それにしてもバタークリームって難しい。でもちゃんとしたバタークリームを作れるようになれば、お菓子作りの幅が広がるだろうなあ。生クリームのお菓子よりバタークリームの可能性を探求したいと思うおいたんでした。
おわり。