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群馬名物ベスビオを作ったら有頭エビと格闘するハメになった

おばんです!ケイチェルおじだんべ。

先週からベスビオ作ってたおいたん。ベスビオ知らない?おっくれってるぅー。群馬のほうじゃ大人気のパスタよ。何年も前からチョー流行ってる。そもそもグンマーなんて異国に行ったことがない?いい温泉いっぱいあるのに行かないなんてバカなの?

と言いつつも、おいたんは群馬でベスビオ食べたことはない。でもベスビオ自体は15年以上前から知ってるどころか数えきれないくらい食べた。

なぜかと言うと、前にボロネーゼの記事を書いたんだけど、

この記事でおいたんの理想のボロネーゼとして紹介した、国分寺にあるメランツァーネって言うイタリア料理店。ここに昔「ベスビオス」っていうパスタがあったんだ。

ピリ辛トマトソースにあさりとエビの入った、それはそれは美味しいパスタで、このお店ではボロネーゼと並んで大好きだった。だけど10年くらい前に突然パスタメニューから消えた。

いま調べたら、パスタメニューには載ってないけど、ディナーセットのパスタチョイスのなかには「ベスビオス」って書いてあるな。今度行って確かめてこよう。

おいたんはてっきり、ベスビオスってベスビオ火山の麓、ナポリあたりのパスタなんだろうな、この店のシェフがイタリアで修行したときに出会ったパスタなのかしらんって思ってたわけ。

そしたらしばらくして例の『ケンミンショー』って番組見てたら、ベスビオなるパスタが出てきて、それが群馬のシャンゴっていうパスタ屋にルーツをもつご当地パスタだって言うじゃないの。

へ?イタリアにベスビオって料理は存在せず、群馬にしかないってよ?シェフが修行したのイタリアじゃなくて群馬だったのかな…。もしかしてそれがバレるのイヤでメニューから消した!?

なんて話はさておき、このベスビオってパスタを作ってみよう。ネットで調べたところでは、シャンゴの創業者が「海なし県」の県民に海の幸を味わって欲しいという願いを込めて作ったパスタだそうだ。ベスビオの名前は「口から火を吹くほど辛い」からとか、山盛りパスタにトマトソースが火山のように見えるからとか、諸説あるようだ。特に材料に定義はなく、シャンゴ以外の店でも各店オリジナルのベスビオが提供されているらしい。要するに「辛いペスカトーレ」ってことでいいみたいだ。

ペスカトーレと言えば、note界のお騒がせお姉さんことぽなちゃんが先日、豪快なペスカトーレ作ってやがったんだよね。

これ見て食べたくならない人はいない。鼻水垂らして「ぐやじいげどじぇったいづぐるー」ってなるよね。

で、先週1回作ってみたわけ。材料は有頭エビムール貝で。

ぽなちゃんがやたらと「エビの頭が分離する」って言うんだけどさ、おいたん「ふっ、素人が」って思ったよね。だいたいエビは殻に旨味があるんだから殻ごとソースで茹でて、後で殻外せばいいじゃんって。一応あとで殻を外しやすいように背開きしといてね。

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これだと背ワタも取りやすいし。

でね、トマトソースのなかで茹でていったん取り出して、殻はずしてから最後に盛り付ければいいよねって思って、殻はずそうとしたらね、手がアチアチアチ!うわアチッ!ってなったよね。必死で殻はずしてたらエビの頭も分離したわ

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エビと格闘してるあいだにソースも煮詰まっちゃって、思い描いてたのと違うベスビオになっちやった(´・ω・`) 旨いは旨いんだけど。ぽにゃちゃん、素人とか言ってごめんよ。おいたんの脳みそも分離してたみたいだ。

そこで今日は虚心坦懐に有頭エビと向き合ってみた。実はYouTube見て、頭も殻も最初に外して、油で炒めて旨味ソース作ってから、最後に胴体と頭をくっつけようって思ってたんだけどさ。

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このエビ見てたらやっぱり最初から諦めて分離させるのも忍びない気がしてきて、やっぱり頭は残しとこうと思った。

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一応、頭の次の関節?の殻は残してみた。そうすれば外れにくいのではないかと。キッチンバサミあると便利だな。

フライパンでオリーブオイルにニンニクの香りを出し、鷹の爪を入れます。群馬のほうじゃ唐辛子5本入れるらしいけど、残念ながらうちに3本しか残ってなかった。下手を外して種を出して、なるべく辛くなるようにした。さらに輪切り唐辛子も追加。

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一昨日のピザで使ったレガーノのトマトソースを入れます。ここでパスタも茹で始め。

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パスタの茹で汁でソースを割って、沸騰したらエビとムール貝を投入。

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エビの頭を押さえたりして旨味を出します。5分ほどでエビとムール貝と唐辛子を取り出す。

お、分離してない!

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パスタの茹で汁で味の調整をして、パスタ投入。パスタは7分指定を6分で茹でて、フライパンで2分ソースと和えます。

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↑ちょっとソースが多かったかなと思ったけど、2分和えたらちょうどいいくらいになった。

お皿に盛り付けて、取り出したエビとムール貝を乗せて完成。

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ベスビオっつったらムール貝が火を吹いた火口みたいに盛り付けるものらしい。

味はほぼほぼ完璧。なにせエビとムール貝の旨味たっぷりのソースと、しっかり和えてそれを吸い込んだパスタだからね。ソースの量もだいたい思い描いてた量になった。

強いて言えば、おいたん的には辛さがまだまだ足りなかったかな。唐辛子5本以上でもいけるな。てか、辛い唐辛子ほしい。

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エビの頭もちゃんと繋がったままよ。分離させるのは素人な

おわり。

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