投資習慣をつくる
投資は結果が注目される、しかし本質は習慣化
イメージの中の投資では「株価が倍になった!」という
結果を重視するような先入観はあるように感じます。
実際に、株=儲かるようなイメージ感があるように思います
しかし、投資活動の実態としては
「時間をかけて倍になっていく」
ことがほとんどだと思います
投資習慣をつくる
投資習慣をつくるためには、「投資をいかに続けるか?」を考える必要があります。
何も考えずに積立投資設定をしていたら、20年後に数千万・億に化けていたというのはよく聞く話です。しかしながら、短期投資でチャートを3日間見て飽きて辞めてしまっているようでは、なかなか投資は上手くいきません。
まず投資の習慣化には型をつくれ!
前提として「投資を習慣化するための型」が必要だと思っています。
例えば「毎朝起きたら歯を磨く」「起きたらまずは散歩に出かける」といった形です。
何らかのトリガーが起きた時の対応をあらかじめセットしておくことで、
投資を習慣化できるようになると思っております。
上記の例に当てはめると、「A社の株が5%以上下がったら100株買う」「B社の株は20%上がったら売る」
このようにルールを決めておけば、それほど苦労なく投資を続けていくことができるようになると考えています。そうすれば、株価が下がった時にも冷静にルールにしたがって対処することができるようになります。
投資習慣を作る6ステップ
ここでは、私の考える投資習慣6ステップをご紹介したいと思います。
1. 投資方針の決定
まずはじめに、投資方針を決定します。
「攻めの投資をするのか?」「守りの投資をするのか?」で投資のやり方は全くの別物になります。
例えば、「デートレーダーのように株価を常に確認できる人」と「日中仕事をしているビジネスマン」が同じ投資のやり方をしていて、同じように成功することは難しいことは理解できると思います。
攻め・守りの投資について別の記事で書いておりますので、ご参考になればと思います。
投資方針までが決定したら、あとは細かいルールを作っていくことになります。例えば「銀行株の株価が5%下落したら購入する」といった具体的なアクションを決めておくと、実際にその局面になった時に行動に繋げられるようにしておきます。
2. 投資ルールを実験 (小スケール)
1つ前のステップで決めた投資ルールをここで検証していくことになります。
よく投資ルールを決めずに投資をして、大失敗をしてしまう人がいます。
わかりやすいパターンとしては、「退職金で投資をして大失敗してしまう」パターンです。
これは定年までに投資を経験してこなかったにも関わらず、大金である退職金を下手な投資に突っ込んでしまい、失敗をしてしまうといったパターンです。
投資経験がない方は、まずは1000万円の資金を使えたとしても、10万円・100万円から投資経験を積むことが良いと考えています。
ただ単に投資経験を積むのではなく、「こんなルールで投資をしたら、失敗しないのではないか?」というものを書き出すとよいと思います。
書き出したルールがあっているかを10万・100万円のスケールで検証していくことで、大きな失敗をすることを防げると思っています。
大きな失敗を防ぐことで、投資市場から退場する可能性を減らし、長く継続をしながらも投資上達のスキルを上げられると思います。
3. 投資評価 (リターン評価)
自分が書き出した投資ルールで、どれくらいの投資リターンが得られたかを確認していきます。
ここで大事なことは、リターンをパーセントで把握することです!
投資ルールの検証は、自分の資産の一部で検証をしていますので、
今の10万・100万円から1万増えたということが重要ではなく、
本番の1000万・1億円の投資をしたときにリターンがどうなるか?です。
そこで、投資成績をパーセントで評価をすると本番ではどうなったのか?をシミュレーションすることが可能になります。
例えば投資成績が +10% or -10% だったとします。
1000万が本番であれば、+100万円 or -100万円の投資結果になっていた
ということになります。
少額で投資実験をしておくことで、自分の決めた投資ルールが実際に機能するかを確認できるようになります。
4. 改善点抽出
3まで来ますと、投資ルールに対して色々な感想を持つようになります。
例えば「想定よりも損をしている」「ものによってルールが、当てはまる/当てはまらない」などです。
1つのルールを決めたとしても、全ての投資先に対応しているわけではありません。
「銀行業界に投資をする」というルールであっても、問題がある銀行もあれば、どんどん収益を伸ばしている銀行もあるかもしれません。
当初想定していなかった運用結果が必ず見えてきますので、
昔書き出した投資ルールと照らし合わせて、どんなことを改善できたかを想像して、洗い出していく作業をします。
5. 投資ルールの改善
例として「銀行業界に投資をする」というルールがうまくいかなったとします。投資をしていた銀行は、売上は高かったけれども収益が少ない会社に投資をしていたとわかった時に、投資ルールをどんどんアップデートしていくことになります。
投資ルールの改善例として
「毎年利益率が上昇している銀行に投資をする」
「毎年ROEが改善している銀行に投資をする」
などです
このようにルールをアップデートしていくことで、
大きな損失を出すようなミスを減らすことができるようになります。
6. 投資スケールを上げる
自分の投資ルールが実際に機能するかを確認してから、投資スケールを上げていきます。
適切に投資ルールが設定できていれば、投資金額を100万・1000万と増やしても、比較的軽微な失敗で投資リターンを得ることができるようになっていくと思いますし、私の経験上もそのような傾向があると感じています。
一番助かっていることは、失敗をしてしまった時のルールも決めておくことで、株価等が下落してしまった局面においても、ルール通り動くことを決めているため、冷静に対処することができるようになります。
このように投資習慣を身につけていくことで、長く投資市場で戦っていくことができるようになります。長々と書いてきましたが、投資を習慣化していく1つの方法として、参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!