著者公認の『ゼロから覚醒はじめよう英文法』(かんき出版)の使い方を徹底解説!
とうとう2/ 21(水)が発売日です!
『ゼロから覚醒 はじめよう英文法』(かんき出版)は「英語が苦手」と感じている人や「英文法を勉強して何の役に立つのか」と思っている高校生向けに書きました。今回は著者公認の使い方徹底解説シリーズです。
これは共通テストになって以降、英文法の問題の大問がなくなったことによって、頻繁に指導者の先生方も耳にするようになったと聞きます。
この質問に対しての土岐田のアンサーがこの本です。この本を読んでもらえれば、「なぜ英文法を勉強するのか?」「英文法が英文読解、リスニング、英作文やスピーキング」の強い味方になることが明確にわかるはずです。
1 想定読者と使って欲しい時期
まず、対象は高校英語の初学者向けです。中学英語はある程度勉強したけれど、「高校英語になってからつまづいている」という人にオススメです。
早ければ高1から読むこともでき、高2や高3の英語の本格的な学習をスタートする時に読んで欲しい本です。講義形式の本なので、インプットの入門書として使ってもらえたら効果もバツグンですね。
2 『ゼロから覚醒はじめよう英文法』の見所
この本の見所は「品詞」やそのほかの文法事項を丁寧に解説するだけではなく、それがどのように役立つのかまで明確に示したことです。
品詞はその性質上、一見すると地味な単元だと思います。しかし、今回最初の単元から最重要単元として、見せ方にも工夫を凝らしました。「品詞がわかると、こんなに英文を読むのに役立つんだよ」というのを明確に説明しているので、そこを見てもらえると嬉しいですね。
「長文では~が役立つ」や「英作文では~が使える」など、その文法がどこで読者にとって武器になるのかも本の至るところで登場します。
最初の話はfaceやmatterという複数の品詞を持つ語の話からスタートします。これらは僕が普段予備校の授業の序盤で必ず話していることなので、僕の品詞の最初の授業の一番美味しいところを解説に入れています。
品詞や文型をなぜ勉強するのかということに紙面の最初の前半を多く割いており、今の高校生に必要な文法学習が提示できたと自負しています。
さらに、if節のない仮定法(潜在仮定法)のような知識は応用的な内容として扱われることが多く、初学者には少し敷居が高いとされます。倒置なんかもそうですね。しかし、入試問題にガッツリ出てくるものについては、説明を工夫して入門から受験レベルに対応できる力をつけられるように書きました。
3 使い方を徹底解説
この本は「インプット」を重視した本です。文法の仕組みや理解を深めることが目的の本なので、使う時には理解をまずは重視してください。
この本は王道中の王道の構成をとっています。まずは講義形式の文法の説明を詳しく行い、そのあとで入試問題で演習をするという流れです。やることがシンプルですから、迷わず一冊やりきってください。
文法の問題は定番の問題に加え、これからも出題されると思われる最新の入試問題から選びました。問題はメインが4択問題ですが、中には和訳、整序英作文、条件英作文や正誤問題なども含まれるので、ぜひ多角的な文法力を磨いてみてください。読んだ方の感想によると「単語のレベルを抑えてここまで見つけた執念がすごい」というものがありました。
僕の入試問題のデータベースから良問を選び、実力アップにつながる問題を選定しているので、ぜひ一つ一つ理解を深めるつもりで解いてみてください。
理解ができているかの目安になるのは正答率9割以上だと考えています。もし間違えた問題や怪しい問題がある時は次のようなチェックマークをつけてみましょう。
【イメージ図】
これは普段僕が勉強する時に使っている方法です。間違えた問題しか説明を読まない人がいますが、それだと知識が断片的になりがちです。
しかし、あやふやな問題にこそ成長のポイントがあります。今回の本では追加の知識や詳しい説明もあるので、そのすべてを自分のものにしてみてください。
スルっと頭に入って来るので、もしかすると1回で理解ができたという読者もいるかもしれません。正答率が満点近く、一部の単元のみで復習が完成しそうだという人は次の本に進んでもOKです。
少し負荷をかけて、間違えた問題やあやふやな部分については、口頭ミニセルフ・レクチャーにも挑戦してみてください。講師の説明を自分でも説明できるか試してみるといいでしょう。自分でスラスラ説明できるようになれば、合格です。
一方で、読んでいて、正答率が50%~70%など「これはもう一度じっくり読まないと」というスコア帯の場合には、再読をしてみてください。英文の仕組みがわかっても、それがパッと頭に浮かぶレベルではないと感じる時は例文を各10回ずつ音読するなどして、定着をはかってみてください。
また、この本を終えてからは「アウトプット」の学習を磨いていきましょう。
※特別編:「著者作成の学習計画」
下記が参考モデルになります。また、この本を終えた後の各分野の学習については最後の「おわりに」を読んでいただければわかります。
(A)セットが土岐田が最も効果が上がると考えているメニューです。『ここからはじめる英文法ドリル』や『ここからつなげる英文法ドリル』との接続は同じ著者の著作であるということもあり、バッチリです。インプットで学んだことをアウトプット力に確実につなげてもらえるメニューになります。
(B)セットは理解がほぼ完ぺきにできていて、次が「英文法の識別」や「英文法を読解や作文に活かしたい」という段階の人にオススメです。特に文法が読解やリスニングなどのために必要だという人に向いています。
(C)セットは『ゼロから覚醒 はじめよう英文法』を手に取った時に「もしかすると中学英語に不安があるかも」と思った人にオススメのメニューです。マンガでサクッと学んでからゼロから覚醒に進むことによって、よりスムーズな接続が可能になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
ぜひ、書店などで手に取ってみてください。
Copyright ©2024 Kenta Tokita. All Rights Reserved.
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?