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Webマーケターの働き方とキャリア
こんにちは!株式会社Innovation X Solutionsの高濱です!
最近、私の周りの方からこんなご相談がありました。
「Webマーケターへ転職したいけど、どんな働き方なの?」
「Webマーケターの平均年収やキャリアを知りたい!」
今回は私の経験を踏まえ、Webマーケターの働き方や平均年収、キャリアビジョン、市場価値について、詳しく解説していきます!
Webマーケターの働き方
結論として、Webマーケターの働き方は、「比較的、自由」です。
会社によって働き方の制度はありますが、自分が「どんな環境で働きたいか」を意思決定できることがあります。
たとえば、Webマーケターとして会社で働く場合、働き方の制限がなければ、
・会社
・自宅
・カフェ
・コワーキングスペース
など、働く場所はどこでもOKです。常にPCを持ち運べば、どこでも働くことができるからですね。
これは、営業マンやカスタマーサクセス、コンサルタントなど、お客様と接するような職種は難しいです。
※もちろん、今の時代、Webを活用して営業や打ち合わせをすることもあるので、まったくできないということではないです。ただ、カフェやコワーキングスペースなど、周りに人がいる状況での商談や会議は個人情報の漏洩や社内データの流出のリスクがあるため、働く場所には制限があります。
Webマーケターはお客様と接する機会はそこまで多くないですし、どちらかというとPC画面を見ながら仕事をすることが多いので、他の職種と比べると、働き方は自由かなと個人的に思います。
Webマーケターの平均年収
Webマーケターの平均年収はどのくらいか見てみると、Webマーケターの平均年収は「484万円」です。
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ちなみに、民間企業で働く会社員の平均年収が「約440万円」です。
業界的に年齢層が低い(若い人が多い)ことを考えると、他の業種と比べても、年収相場としては高いほうではないでしょうか?
もちろん、上記の平均年収は自分が働く会社や業界、役職によって変化するため、一概にはいえません。
とはいえ、年収を上げるためにも、仕事の幅を広げたり、スキルを身につけたり、役職者になったりと、キャリアアップは重要となります。
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【分野別】Webマーケターの平均年収とキャリア
ここからは、分野別のWebマーケターの平均年収とキャリアをご紹介します。
自分が目指したいマーケターの仕事と年収、キャリアと照らし合わせながら見ていきましょう!
まず、分野別のWebマーケターの年収は、ざっとこんな感じです。
・SEOマーケター→400万円~800万円
・広告マーケター→500万円~700万円
・SNSマーケター→300万円~500万円
・インハウスマーケター→ 400万円~800万円
・独立・フリーランス→ 100万円→上限なし
ここでは、Webマーケターの職種をさらに細かく見ていき、さらに市場価値を高めるためのキャリアビジョンをご紹介します。
SEOマーケターの年収とキャリア
SEOマーケターとは、オウンドメディアやWebサイトのPV数、CV数のアクセスを増やすためのマーケターで、SEOに関するスキルが必要です。
SEOマーケターの仕事内容としては、主に、メディア設計、キーワード選定、内部施策、外部施策などの業務に分かれています。
SEOマーケターの年収は以下の通り。
・事業会社のSEOマーケター:年収400万円〜600万円
・全体をマネジメントできるSEOマーケター:年収500万円~600万円
・大手広告代理店のSEOマーケター:600万円~800万円
やはり、一般的な会社員の年収よりも高いですね。
特に最近では「SNS」や「Web全体」のマーケティングができる人材が重宝されています。
「SEO×SNS」「SEO×広告運用」など、SEOにプラスして、もう一つスキルがあると、SEOマーケターとしてさらに市場価値が高くなるでしょう。
インハウスマーケターの年収とキャリア
インハウスとは「自社・企業内の」という意味で、つまりは、自社の業務を外部に委託せず、自社の人員で行うことです。
たとえば、従来はWebサイトの制作や運用更新などを外部に委託する会社が多かったのですが、最近では、外注するのではなく、自社で「Webサイトの制作→事業戦略立案」までを統括できるインハウスマーケターの需要が高まっています。
担当する役割やスキルによって異なりますが、インハウスマーケターは、20代後半~30代で「年収500万円~800万円」が期待できます。
さらに事業責任者やCMOのキャリアを考えている方は、以下のようなスキルを身につけると良いでしょう。
・チームで結果を出すスキル
・PDCAを高速で回すスキル
・Webマーケティングの網羅的なスキル
・データドリブンな意思決定力
上記を身につければ、年収がさらに高くなるだけではなく、個人としてのスキルアップ、収入アップを実現することができます。
広告マーケターの年収とキャリア
最近では、いろんなWeb広告があります。
たとえば、
・SNS広告
・Google広告
・Yahoo!広告
・Youtube広告
・アフィリエイト広告
など、広告マーケターはこれらWeb広告の運用をします。
広告マーケターの年収は「約400万円〜500万円」です。
・事業会社の広告マーケターの年収は約400万円〜500万円
・大手インターネット広告代理店の平均年収は500万円~700万円
最近は次々と新しいWeb広告が登場してくるため、自社、もしくはお客様の結果にコミットできる広告を見つけ、成果を出すことができれば、さらに年収が高くなることもあります。
広告運用では「キーワードの選定」「広告文の作成・修正」「遷移先のLPの改修」など、SEOの仕事内容と近い分野なので、SEOのスキルもあるとさらに市場価値が高まるでしょう。
SNSマーケターの年収
X、Facebook、インスタグラム、LINEなど、SNS運用を行うWebマーケターです。
最近のインフルエンサーマーケティングの需要が高まりから、SNSマーケターの需要も多くなってきました。
まだまだ事業としての認知度が低く(特にBtoB)、歴史も浅いため、年収相場も「300万円~500万円」ほどです。
とはいえ、SNS運用を行うことで、短期間で急激に認知度やアクセス数を高めたり、SNSから自社サービスの購入までにつなげたりすることができれば、さらに年収をあげることができるでしょう。
キャリアアップにつながる考え方
ここまで、Webマーケターの働き方や平均年収、市場価値を見てきましたが、最後に、キャリアアップにつながる考え方を解説します。
Webマーケターのキャリアアップにつながる考え方は下記の2つです。
①戦略思考
②スキルの掛け算
では詳しく見ていきます。
①戦略思考
戦略的思考を持つ人材はとても重宝されます。
というのも、Webマーケティングの全体像を把握しつつ、会社の売上にコミットできるWebマーケターは強いからですね。
たとえば、もしもあなたが、会社の採用担当者だったら、AさんとBさん、どちらを採用したいですか?
・Aさん
SEOライターとして10年のキャリア。これまで執筆してきた記事は300本以上。自社やお客様の依頼通り、きれいな文章の記事を執筆してきた。
・Bさん
SEOライターとして5年のキャリア。これまで執筆してきた記事は100本ほど。自社やお客様の依頼通りの記事を執筆しつつ、売上につながるようなデザイン、ライティングを行い、自社やお客様の売上に貢献していた。
結論、「Bさん」を採用したいですよね。
BさんはAさんよりもキャリアは短いものの、執筆だけに止まっていないところが魅力的。
お客様の会社の売上につながるような「戦略的思考」を持つ人材と言えます。
一方、Aさんはキャリアとしては十分なものの、依頼された通りの記事執筆だけにフォーカスしています。これでは、もったいない。
Webマーケターとはいえ、売上までコミットできる人材はさらに需要が高くなってきます。
「どうすれば会社の売上に貢献できるのか」「どうすればお客様の会社の売上に直結するデザインを提案できるか」など、戦略的思考を持つ習慣をつけると、市場価値もグンと高まります。
②スキルの掛け算
Webマーケティングでは「スキルの掛け算」も市場価値を高めるためには重要です。
というのも、ライティングだけ、SEOだけ、広告だけしかできない人材よりも、複数のスキルの持つ人材が求められているから。
例えば、
・SEO×SNS
・セールスコピー×SEO
・セールスコピー×広告
・動画編集×ライティング
こんな感じです。
相乗効果の高いスキルを掛け算すれば、習熟までに時間もかからないですし、年収アップも実現できます。
もちろん、本業では難しいという場合は、個人で勉強したり、副業で仕事をしたりするのもOK。
1つのスキルを習熟するだけでもかなり時間がかかるので大変ですが、スキルは持っていて損はないですね!
まとめ
今回は、Webマーケターの働き方や平均年収、市場価値について、私の経験も踏まえて、詳しく解説していきます。
まとめると、
・Webマーケターの働き方は自由。PC一台あれば自宅、カフェどこでもOK
・Webマーケターの平均年収は「480万円」
・Webマーケターで「戦略的思考」「スキルの掛け算」があると市場価値が高まる
私も日々、本業Webマーケターとして仕事をしています。
自宅で仕事をしつつ、こうしてnoteを活用して自分のスキルアップにつなげています。
「Webマーケターへ転職したいけど、どんな働き方なの?」
「Webマーケターの平均年収やキャリアを知りたい!」
このような疑問を持つ方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!