俺とゆる体操との出会い ⑧
その教室は、南荻窪にあった・・・・・しかも、空手道場の中に。
http://www.nisho-nitenryu.jp/index.html
しかも、この道場、当時バレエ教室としても貸し出しているらしく
道場にありがちな厳粛さや「男くささ」があまり
しない感じの雰囲気だったのをよく覚えている。
ここで、木曜日に週に一回のレッスンを受けることになった。
仕事が終わっての通いである。
先生のリードに従ってやるのと、独習でやるのとは
終わった後の効果が全く違う!
例えば、ダラーっという擬態語一つとっても、先生のリードと、セルフリードでは雲泥の差が有った。擬態語と身体との関連性は、例のボイストレーニングで体感したいたので(オノマトペと身体の脱力の関係性って言ってたかな)、口にするのに抵抗感はなかったし、むしろ得意分野になっていたと思っていた。
しかし、ゆる体操での擬態語による身体への作用は、思った以上に細かく浸透していくようだ。擬態語と脳の言語野の関係性も相当考慮に入れての体系なんだと今ならわかる。そして、その当時の擬態語と身体への関係性への理解度も、その当時の自分にとっては浅かったんだなあ・・・・という事も。
そのためか、ホントッに疲れもとれるし、その後呑むビールの旨さといったら!!
ボイストレーニングでのストレッチとは別次元のものを感じた。
そのため、この頃から、ボイストレーニングとは少しずつだが、距離を置くようになりゆる体操へのシフト度合いもまた、同じくらいに増えていった。
(この間の事情は、色々な要因があるのだが、割愛)
・・・ここに通って、どのくらいの月日が経過したのかは忘れたが
1年くらいは通っていたんじゃないだろうか、そんなある日のことである。
先生の口から驚くべきことが告げられた。
先生個人の事情により、ここの木曜日夜の教室の継続が出来なくなった、と。
当時の事情では夜間教室が一番、当時の自分の環境には適していた。
それが無くなったら・・・・・・これからどうしよ、まだ続けたい・・・
そう思いながら、先生の話を聞いていたところ、
次のような事を仰っていた。
もし、ゆる体操を習う意思が有れば、
自分が他に都内の教室を紹介しますよ。
願ってもない申し出である、即座に先生に紹介してもらうことにした。
そこが、現在も自分が通っている神楽坂ゆる体操教室である。
早速自宅に帰り、HPにアクセス、メールアドレスあてに、レッスン参加希望のメールを送る・・・・この教室の先生、どんな人なんだろう、どれどれ・・・という感じでHPに記載されている先生のプロフィールを眺めてみる。
なんと!、ここでも空手が!!
しかも、俺が通っていた道場も日本空手協会所属である、
・・・南荻窪といい、神楽坂といい、偶然にしては出来過ぎだろ・・・。
こうして、導かれているかのように、
神楽坂ゆる体操教室に通い始めるのであった。