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君たちはどう生きるか
「君たちはどう生きるか」、見ましたか?
ずっと気になっていて、今日ようやく映画館へ。
宮崎駿さんが監督の、スタジオジブリ最新作です。
4~5年ぶりの一人映画。
ドキドキしながら見てきました。
いつ、誰が、誰とみるか。条件ごとに見えるものが全然違う気がする。
それぐらい、抽象的で深みのある作品でした。
僕の感想を一言で言うと、作品を生み出すことへの苦しさや葛藤、退陣への想い、アニメ業界への憂いが込められているように感じました。
ぜんぶ書くと読むのに3日かかる記事になりそうなので。
作品の前半で感じたことを、少しだけ~。
◇◇◇
⚠️ ここから、映画のネタバレを含みます ⚠️
(見てない人は、なんのこっちゃってなると思いますが。)
君は、生み出す側の人間になりたいか
前半の「死人の世界」で感じたのは「君は、生み出す側の人間になりたいか」という問いです。
僕は「謎の塔」を「成功の象徴」だと思っています。
アイデアが「降ってくる」ことで完成した塔。
そこには膨大な知識があって、それは、人生を狂わせることもある。
そして、塔(成功)と虚構に取りつかれた人間がたどり着くのが、あの不思議な世界。
集まった人が一番にたどり着くのが、墓の前なのかなって。
アニメに限らず、noteもSNSも、YouTubeも。
ある程度「自分を殺して」「成功を真似る」みたいな部分って必要じゃないですか。
「殺すことを認められていない人」が死人になるのって。
「(自分を)殺しすことを(自分で)認められない人」が死んだように、業界の歯車になって与えられた仕事を消費していく様子の風刺なのかなと思いました。
成功する見込みがある人は「ワラワラ(白いかわいいヤツ)」で。
苦い部分(苦労や努力、苦い経験)を食べて、成長していく。
ペリカンに襲われるのは、出る杭は打たれるみたいな。
あとは、アイデアを盗まれるイメージ。
「謎の塔」が成功の象徴なのだとしたら。
幸せの象徴とはかけ離れているので。
そして、墓の前の文字は
(業界を)学べば成功しても死(墓の文字)
(業界を)学べば失敗しても死(死人になる)
という監督の葛藤の象徴で。
ワラワラと主人公には、希望を感じているけど。
基本的には、絶望してる。
「きみはこれでもまだ、生み出すこと(クリエイティブなこと)を追い求めるのか」という問いを、投げかけられた気がしました。
◇◇◇
アニメに限らず、YouTubeも、SNSも、noteだって「生みだす」ことに含まれている気がします。
他人事じゃないなって思いながら、今日はしめくくり。
偉そーにいろいろ書いたけど、結局、まぁヨクワカラン。(笑)
3回見たら、3回違う感想になりそう。
あー、もっと語りたい。