20230627配信 カードに無い質問=今時だからこその質問
公務員志望者各位
民間ではESを無視したかのような面接があります。ただし、公務員ではレアケース。それでも、カードに無いような質問はやはりあります。
その質問も、職種ならではの理由や、公務員を取り巻く今時だからこその理由があるものです。
今回は、カードの質問以外の質問として、頻度の高いものを。質問の意図と背景をしっかりと理解して回答を検討してください。
①嫌われる職業であることを理解していますか?
⇒国税専門官、労働基準監督官、警察官にありがちな質問です。職業の名前は格好いいのですが、実際の税務調査や臨検、交通取り締まりの現場では歓迎されないことが多いです。(だからこそ正義感や誇りが必要です。)
②ストレスの多い職業であることをご存知ですか?
⇒ストレスからくる身体やメンタルの不調から退職もしくは休職される方が増えていることを踏まえた質問です。ただしこの設問は前振りです。この後に「どんな時にストレスを感じますか?」「ストレス解消法は何ですか?」と続きます。
③苦手なタイプの人はどんなタイプですか?
⇒対応が難しい住民や団体、企業を相手にするケースが増えています。また、職場内でも人間関係に悩むことはあります。この設問も実は前振りで、答えた後に「では、上司がそういうタイプの場合、どうしますか?」というボスキャラ質問がやってきます。
④クレームを受けたらどう対応しますか?
⇒住民ニーズは多様化しています。単なる問い合わせから、依頼、要望、要求、クレームとその熱量のグラデーションは幅広いです。中にはとんでもない理不尽な要求・クレーム、大声による恫喝も増えています。その実態を踏まえた質問です。②③に通じますね。
⑤公務員を目指すことを親御さんは何と言っていますか?
⇒進路を親に相談する方は多いと思います。そこからさらに進んで、親の意向で進路を決定する方が増えています。内定辞退の理由として、「親と相談して」「親のすすめで」「家族で話し合った結果」というのが増えている現状を踏まえた質問です。
いかがでしょうか?これらは回答を準備してください。回答に不安な場合はキャリセンや先生、親、〇スクエア等で面接官の世代と実践トレーニングしてください。続きはまた次回。