"詩人計画”(岩崎宗治「現代イギリス詩学」英潮社)
「詩」とは何?
「小説」とは?
漠然としたイメージのままでした。
「作家」とは?
文章を書くことでお金を得る人?
ずっとピンと来ませんでした。
個人的な話になりますが、私は"物書き志望"で、小説を書いてみたり舞台の台本を書かせてもらったりしてきたのですが、ずっと右往左往で、どこに向かったらいいのか分からないまま漠然と過ごしてきました。
このままで良い訳はない、と常に思いつつ、しかし無理に気持ちが乗らないことをするのも逆効果に思えて(実際に、身体に拒否反応が出るまで書いてみたこともありますか何も得られませんでした)、すごく狭い範囲をぐるぐる歩きまわっていた感じです。
今まで小説技法について書かれた本は何冊も読みましたが、
「小説」、「詩]、そのものは、何か?
に、ついて調べてみようとは思っていませんでした。
きっと、答えがない、と決めつけていたのだと思います。
しかし色々試しては失敗し、モチベーションも年単位で低迷したりして、私にとっては、最後探すならここだろう、ぐらいの気持ちでした。
とても個人的な問題で恐縮なので数か所だけ
「イコノグラフィーについて」の箇所
この他にも本書では、T・S エリオットを例にとった、詩の解析などが分かりやすく書かれています。
この本以外にも、「詩」について書けれたもの(詩論)が結構あることに驚きました。
(再び、個人的な話になりますが)
これまで、ただ感傷的に読むか意味不明だとすぐに本を閉じていた自分が稚拙だったと痛感させられたのは勿論ですが、やっと足場が見つかったという気持ちが大きいです。
(きっと、はやい人だと小中学生で気づいてるのかもと、一瞬思いました。)
ぼんやりと希望していた、”自分の落ち着ける場所(生活)”に身を置くという計画も、現実的にイメージできて来そうな気がしました。
来週になって、あのときの感覚って何だったっけ、、となるのはすこし不安ですが。