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フィギュアスケートを見るのが1つの楽しみだった

久々に自分の好きだったフィギュアスケートのプログラム曲を集めたプレイリストを聴いた。
とても懐かしい気分になって、当時の記憶が蘇った。

そのプレイリストには、全く異なる種類の音楽が95曲入っている。
ビートルズ、ショパン、ヴィバルディ、協奏曲、組曲など 
統一感はないけど、曲が流れると頭の中でフィギュアスケートの演技が再生される。

2010年のバンクーバーオリンピック以来、スケートをよくテレビで見るようになった。
特に、羽生結弦がGPファイナルで世界最高得点を更新してからは、スケートに対する熱が増していくばかり。
GPファイナルや四大陸選手権、日本選手権、各国のナショナル大会もyoutubeなどで見るようになった。

当時は、高橋大輔、パトリック・チャン、羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス、デニス・テン、エフゲニープルシェンコ、ミハイル・コリヤダ、金博洋など記憶に残るスケーターが多かった。

正直、このメンバーがいた時はフィギュアスケート黄金期だった。
ただ、ロシア・ウクライナの戦争が激化してから、ロシアの選手が大会に出なくなってしまった。
男女ともに、技術力・表現力ともに素晴らしいロシア勢の演技が見れないのは純粋に悲しかった。

そして、やはりフィギュアスケートは引退する年齢が若い。
体に大きな負担のかかるスポーツだ。ただ、好きな選手が次々と引退してしまうのは心苦しかった。

自分は懐古厨なので、今でも好きなプログラムのサウンドトラックを聴いたり、youtubeで当時の映像を見たりしている。

好きな選手を紹介する。カザフスタンの英雄、デニス・テン。
2014年のソチオリンピックでは、カザフスタン勢初の3位入賞を果たした。
ただ、2018年にカザフスタン南東部アルマトイで暴漢に刺殺された。
大好きな選手だった。それだけに、当時は言葉にならない感情に幾度となく襲われたが、素晴らしい演技が今でも心の中に残り続けている。

彼が世界選手権で2位になった時の、映画『アーティスト』のプログラムが忘れられない。
ショート、フリープログラム共に同じ映画の曲を使用するという粋な構成に心が揺さぶられた。

4回転ジャンプは、両プログラムで成功。加えて、ステップやスピンも高い完成度を誇り、会場が一体となって盛り上がりを見せた。

演技後半のステップでは氷上にいることを感じさせない軽やかな足捌き、跳ねるようなステップに何度も引き込まれる。


フィギュアスケートは自分の心を癒し、パワーを与えてくれる。
今後も好きなプログラムや、心に残った演技があれば紹介していきたい。

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