人生攻略ロードマップ【前編】
読むだけで天才になれるという衝撃的な本の帯をみて思わずこうにゅうしてしまった書籍を紹介します。
著者はわずか23歳にして、年商10億も稼ぐ天才経営者がどうやって「個」で自由を手にいたのか?その方法について書かれています。
10のステップに分けられた細かい戦略
・お金の心配をしなくていい
・時間的な余裕がある
・嫌だと思うことを一切しなくていい
・心身ともに健康である
これは著者が思い描いた自由度を最大化した「人生攻略」の状態です。
本書ではそれを攻略していくために10個のステップに分けてロードマップが作られています。
10個もあるのか?と思われるかもしれませんが、これは再現率を上げるために細かく著者がわけてくれているからです。
まずは10個の攻略法の前に著者の価値観から紹介していきます。
人生攻略のための価値観
著者は人生攻略において持つべき価値観が5つあると話しています。
①金銭的豊かになるとは投資→回収を高速で回す
②自己投資が最もコスパの良い投資である
③セーフティーネットを用意しながら攻めるべし
④勝ち方を知った上で勝てる戦いを繰り返す
⑤やりたいことよりもまずはやれることを増やすべし
この5つの価値観をベースとして人生攻略への道に入っていきます。
①金銭的豊かになるとは投資→回収を高速で回す
著者も最初からお金持ちだったわけではありません。大学入学直後は時給1000円ほどのバイトをしていました。
投資:そこで貯めた9万円の資金を使ってプログラミングを学びWebサイトを作ったりアプリ開発の知識を身につけます。
回収:身につけたスキルを使ってアルバイトを探した結果、時給1500円となります。
投資:時給が高くなった状態で働き再びお金を貯めてiPhoneアプリの開発を学べるプログラミングスクールへいきます。
回収:iPhoneアプリの開発を行い案件を受注します。
このように稼いだお金を自分のスキルアップに投資して、身につけたスキルで以前よりも高額な仕事をして回収していくというループを作ったのです。
②自己投資が最もコスパの良い投資である
年商10億となった今でも自己投資にはお金をかけており、スクールや教材、コンサルなどの「研修費」は半年で1000万円を超しており、書籍購入などの費用も265万円とかなりのものです。
いかに著者が『自己投資』が重要であると考えているかがわかります。
自己投資とは時間をお金で買うことで、同じスキルを身に付けるためにかかる時間を『お金で買っている』そうです。
読んでいて感じたことは、稼ぐに直結する自己投資が重要だと思いました。私は本を読むくらいですが、稼ぐに直結しているかというとそうではありません。
お金をかけて短い時間で習得したスキルを使って稼ぐことができるのならば、お金をかけていない人が同じレベルになるまでに回収してさらに「実践経験」まで積んでおくことができます。
③セーフティーネットを用意しながら攻めるべし
複数の収入源や稼ぐスキルを用意することで「不安」を限りなく0にしよう。
ひとつの収入源だけだと、「会社からの収入がなくなってしまったらどうしよう」や「けがや入院」などで働けなくなってしまったらなどの不安への対処方法です。
本業である会社からの収入がなくなっても、副業でブログやプログラミングなどをしていたので収入が0になるわけではない
このように稼げるスキルを持つことで、不安を限りなく0の状態へ近づけることができます。
ここで重要な点は『需要があるスキル』というところです。
需要が少ない=お金があまり動いていない業界となっているので、スキルを身につけていても稼ぐに直結させることが難しいかもしれません。
現在需要のあるスキルや稼げる副業などはこちら
・YouTube
・ブログやアフィリエイト
・プログラミングスキル
・動画編集
・せどり
これらのスキルをなにか一つ先に身につけておくことで、新しいことに挑戦して失敗したとしても、上記のスキルが「保険」となり不安感を下げて挑戦へのリスクを軽減してくれます。
④勝ち方を知った上で勝てる戦いを繰り返す
できる経営者は「リスクを取らない」そうです。
リスクを取りながらガンガン成長していくイメージを持っていた私にはちょっと以外でした。
リスクを取らないといっても、「他社と比べて明確な差別化」をすることで勝率を80%〜90%に上げることでリスクを極力減らすことがリスクを取らないに繋がっているようです。
勉強すれば勝ち方がわかる
文化庁が2019年に発表した「2018年度の世論調査」によると1ヶ月に本を一冊も読まない人の割合は約47%だそうです。
つまり本を1冊でも読んで勉強すれば上位50%ぐらいに入れることになります。普通の人が勉強しないからこそ、少し勉強するだけで上位層へ入っていける可能性がでてきます。
学ぶことでその道の勝ち筋が見えてくるので、結果的にリスクを下げることに繋がり勝率が上がっていくと著者はいいます。
ポイントはみんなが勝手に挫折していくことを学ぶ
例をあげるならプログラミングを独学で行うと8割は途中で挫折してしまうといわれています。続けてスキルを身に付けることができればそれだけで上位2割への道が見えてきます。
⑤やりたいことよりもまずはやれることを増やすべし
選択肢を知らないのにやりたいことに意味はあるのだろうか?
著者は「やりたいことを見つける」よりも「やれることを増やす」ことが重要と考えています。
ほとんどの方が「やりたいこと」というのは本人が今できることの『延長』でしたかないからです。
やれることの選択肢が少ない中で「やりたいこと」を探しても選択肢の幅が狭すぎます。
どうすれば選択肢を増やすことができるのか?
・スキルを身につけてできることが増えたとき
・収入が上がって金銭的な制限がなくなったとき
・事業をスタッフやシステムに任せることで時間的な自由ができたとき
この3つで著者は選択肢の幅が増えたといいます。
やれることの幅が狭いうちに無理やりやりたいことを探す必要はなく、スキルを身につけてやれることの幅を広げることで「やりたいこと」の選択肢が増えるので、「やりたいことがなくて焦る」のではなくまずは自分のレベルを上げてスキルを身につけてから選択しても遅くはありません。
【後編】へ続きます