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DAY40 今の時代の夢のかなえ方
先日に引き続き、
『Dark Horse 好きな事だけで生きる人が成功する時代』を読んでいきます。
自分の備忘録としても、4つのルールについて各章ごとに書いていきます。
ちなみに4つのルールは次のとおりです。
①自分が好きなことを掘り起こせ
大事なのは、大きな情熱ではなく
小さなモチベーション
②自分に合った道を選択する
一般的なリスクは無視していい
③独自の戦略を考え出す
一見風変わりな方法も自分には正攻法
になる
④人生の目的地に到達するには、目的地を探してはいけない
目的地のことは忘れて、
充足感を今抱いているか自問する
それでは、今回は第1のルールをまとめます。
ルール① 自分が好きなことを掘り起こせ
これは、読んで字のごとくですが、
本当に自分がやりたいことに従って行動することです。
この本では実際にダークホースな生き方で幸せを勝ち取っている人の事例があります。
コリンさんの事例
〇テキサス大学を卒業後、共和党議員のアシスタントになる
〇ニューヨーク市長選挙にも携わり、ジョージブッシュ政権の政務担当職に就く
↓
政治のプロになって、気が付く『自分はこれがしたいわけではない』
↓
〇自分のしたいことは『物事を整理することだ!』と気づく
↓
〇人々の仕事を整理するコンサルタントの会社を起ち上げる
↓
評判が評判を呼び大盛況。従業員を雇い支店を出すほどに。
なにしろコリンさんが自分軸で生きているので毎日を幸せに過ごす
政治のプロで中央政権に仕えるほどのキャリアになって、
外からみたら『成功した人生』に見えます。
しかし本人は自分のやりたい事じゃないので、『幸せ』ではないんです。
そこで自分のやりたいことを見つけたことで大きく変わっていきます。
ほかにも多くの事例があります。
〇「生物を認識し、分類したい」という欲求から、菌類の権威になった科学者
〇生物が好きでアリの研究を依頼されたが、全く自分がやりたいことではなかった。『自分は生物の中でも鳥が好きだ!』と気づき、野鳥観察ツアーの会社を設立した人
〇会社で出世し管理職になったが充足感がなかった。過去の体験から自分は『まっすぐ整えることが好きなんだ』と気づき、家具の修復業の会社を設立。雑誌で『ニューヨーク市内で最高のソファ修理職人』と紹介されるほどに。
すごいですよね。
どのストーリーも本当に充実した声が文章から伝わってきます。
本書では
『充足感』
ということばを使っています。
ここでのポイントは、
社会から決められた成功ではなく、本当に自分がしたい事を見つけることです。
社会から決められた成功とは、
次のようなツッコミ
を想定した目標のことです。
『それはお金になるのか?』とか、
『ほんとうにそれは実現できるの?』とか、
『それは自己満足なんじゃないの?』
『一体それをやって何になるの?』
『意味のあることをしないといけないんじゃないの?』
ひと昔前は、資本主義社会に適合するために、自分のやりたい事ではなく、社会が求める事をしないといけなかった。
しかし今は個の時代。自分がやりたい事ができる時代。そしてビジネスにもなる時代なんですね。
本書では『標準化したシステム』という言葉を使って、
それに縛られずに
自分のやりたい事を見つけることを第一のルールで説いています。
ではどうしたら自分のやりたい事がみつかるのか?
どっぷり標準化したシステムにつかっているので、
『自分のやりたい事がみつからない!!!』という人も多いのではないでしょうか。
私がそうでした。
本書では、自分との対話で大切にしている価値観を探すことを説いています。つねに自分と『何を大切にしているの?』と対話することです。
ちょっとしたコツとして『判定ゲーム』というやり方を紹介しています。
他人を批判したときにどんな内容だったか?を読み解いていきます。
たとえば、『自分に指図してくる人がムカつく!』といった批判をしたとしましょう。
第一ステップ まず自分が人を評価(ジャッジ)していることに気づく
『あ、いま指図されて心がざわついている自分がいる』
↓
第二ステップ 他者を批判しているときに自分はどんな気持ちなのかを探す
『ムッカー!この人何様なんだよ!』
↓
第三ステップ なぜそのような気持ちを他者に感じたのか深堀りする
『そうか、自分で考えたやり方をしたいんだね。人のやり方をやりたくないんだね。やり方まで自分が考えたいんだね。』
↓
第四ステップ 本当はどうなったら気分が良い状態なの?と自問する
『お膳立てされたものではなく、自分で作りたい、考えを発信したいんだね。0から1を作るクリエイターがいいんだね』
というやり方です。
自分の感情という、真の自分からのメッセージを読み取って、
自分の大切にしている価値観を見つけ、
本当にやりたい事を見つけるんですね。
しかし注意したいのが、
本書では、『(たった一つの)自分の情熱に従ってはいけない』とも説いています。
ダークホースたちにとって、情熱は多次元的で動的なものであり、
なおかつ、常に本人の意志で制御されるべきである。
ダークホースたちが明らかにしているのは、情熱はあなたが従うのではなく、あなたが自らつくりだし、燃え立たせることが可能なものである。
情熱を生み出し燃え立たせるカギは、あなたの中で最も熱く燃える
”たったひとつの” モチベーションに従う事ではない。
むしろ、意図的に多くの異なるモチベーションを活用することだ。
あなたが認識し活用できる、独特で細分化された『すきなこと』『小さなモチベーション』が多ければ、多いほど、あなたは思う存分自分の人生を切り開いていける。
そう、大きな情熱を見つけてそれに邁進することが、以前までの社会での成功法則でした。
しかしダークホースは小さなモチベーションをたくさん集めて(多次元的で動的)、そのモチベーションの総和が自分の情熱を燃え上がらせ、オリジナリティを生み出し、自分だけの道を歩むことで、充足感を感じられる生き方ができるんですね。
最後に
この本は科学者が成功者をヒアリングして、集めた事例から4つのルールを導きだしています。一人の考えや思い付きではないんですね。そこに説得力を感じます。
そして、本書に出てくる事例は、決してお金持ちとか、みんながうらやむような仕事をしているとかではありません。だけどすべての人たちは充足感を持って幸せなんです。このような生き方がこれからの『個の時代』なんだと感じました。
そして本当に自分のやりたい事が思いつかないことは
私もあったことを思い出しました。
自分のやりたい事は、
『これはビジネスにならない』とか、『人から評価されないものはダメだ』とか、
昔の社会の価値観で考えていたから、思いつかなかったんだと気づきました。
自分の中では本当にやりたい事を持っている。
だけど社会の価値観で、それは間違っていると判断している。
このギャップがあるから動けないんですね。
もっと自分の感情に気づいて、対話するところを意識したいと思いました。
『資本社会を円滑にするための標準化されたシステム』の呪縛から自分を解放したいです。
本書では、自分の好きで生きられないのは
標準化システムの考えが原因
とことあるごとに書いてます。
昔の資本主義社会では、管理者と労働者と分かれ、
労働者を効率よく増やすシステムが『標準化』です。
決まった職業や家庭のあるロールモデルをみんなが目指す。
そして出世とお金のために競争する。
その労働者同士の競争心で、生産性をあげて、管理者が潤う。
何だか陰謀論臭いですが、
これからは『個の時代』なのは感じます。
youtuberの生き方はまさにこれですよね。それでも生きられる時代になってきたんですよね。
何だかスゴイ本に出合った気がします。普通の自己啓発書とは違う。
というか、自分の考えにフィットしているからなんだろうな。
次はルール②『自分に合った道を選択する』を投稿します。