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素敵すぎて住みたくなる、ポール・スミザーさんのナチュラルガーデン

ポール・スミザーという人を知って、その考え方や植栽が気になって、今年6月に出版されたばかりの『これからの庭』という本を読んだ。これがとても素敵な本で、美しい植栽の本にとっても癒されている。

ポール・スミザーさんは、イギリス出身のランドスケープデザイナー。山梨の清里高原に住みながら、庭の設計をされているそう。国内で手掛けた庭もたくさんあるそうだけど、閉園してしまったものもあり、個人庭ではなく誰もが行ける場所としては5ヶ所のみのよう。広島も小さいながら、あるじゃん!

長野県軽井沢 絵本の森美術館「ピクチャレスク・ガ-デン」

山梨県清里高原「萌木の村」(ナチュラルガーデンMOEGI)

鳥取県鳥取市「とっとり晴れやか庭園」

新潟県の「ナチュラルガーデンせんりゅう」

広島県広島市牛田の「アスタ 英国風憩いのガーデン」

https://www.facebook.com/hiroshimaushitaasta/


その土地の原生植物を大切にし、無農薬・無肥料でつくる自然な庭。花が咲く植物だけではなく、葉っぱのみの植物も加えて、それぞれが引き立て合う庭。

日向でも、日陰でも、乾燥していても、湿っていても、その場所場所の特性に合わせて植える植物を選べば、どんな場所でも素敵な庭にできる、というのがポール・スミザーさんの考え。剪定した切株にシダ植物を植えてみたり、石垣に枝垂れさせてみたり、石垣の間にも植栽してみたり。また、自然に生えてきた植物もそのまま活かしたりしている。

もちろん季節ごとの手入れなどは必要だし、原生植物だけにこだわず園芸種も入れているから、本当に自然ではないけど、それでも雑草や虫を敵としない庭づくりは無理がないし、手入れも少なくてすみそう。


園芸に興味を持ち始めたのも、少しずつ自分の興味がつながっていった延長線上にある。

内海に住み始めてから、畑を夫と始めたけど、のめり込むほどはおもしろくなかったのだろう、あんまり畑に行く回数も多くなかった。「ほったらかし農法」と言いながら、気が向いた時にだけ手入れをするから、そんなに収穫も多くなかった。

そのうち、ご近所さんが素敵なガーデンをやっていて、ハーブやお花をくださるようになって、ハーブや花に興味がわいた。そういえば小さい頃はわりと花が好きだったことを思い出した(たぶん母の影響だ)。ハーブティーを飲んだり、化粧水をつくったり、活用するようになって、自分で育ててみたくなった。そうして、畑の一部でハーブを育てるようになった。

今は、主に夫が畑担当、花やハーブは私が担当という感じになっている。毎日のように畑に通って手入れをするようになって(毎日行っているのは夫だけどw)、育ちもよくなって収穫量も増えて楽しい。YouTubeで畑やガーデニングの動画を見て学んで実践して、どんどんおもしろくなっている。


もう一方で、近所にある公園を、近所に住む人たちで再生しはじめた。

その中で、公園の一部をみんなでつくるガーデンにしようという構想が生まれた。そのガーデンがどんな場所になったらいいか、素人でどこまでどんなやり方ができるのか、ということを考えるようになっている。

個人的な興味と、地域活動として取り組んでいることの両方が重なって、「庭づくり」というのが今の興味。

ガーデン予定地は元ゲートボール場で、ぽつぽつと雑草が生えてくるのみ。水はけもちょっと悪そう。この場所が素敵なナチュラルガーデンになるよう、いろんな情報を集めて考えていきたい。

また、緑や環境を守る活動は日本全国にたくさんあって、その中でいろんな人に参加してもらう仕組みもいろいろ考えられている。そういうことも学んだり、教えてもらったりしながら、とにかく無理がなくて楽しみながら続けられる活動にしていけたらいいなと思う。

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