政治とは、暮らしの中の関係性や場を耕しておくこと
読書会5冊目は、文化人類学者・松村圭一郎さんの『くらしのアナキズム』(2021, ミシマ社)。
わたし個人として、この1年ほどで探求したいテーマがある。それは「コモンズ」。「みんなでつくる」と言い換えてもいい。特に、お金や権力がないとつくれないと思われるものを、どうやったら自分たちの手に取り戻すことができるのかを考えている。『『忘れられた日本人』をひらく ─宮本常一と「世間」のデモクラシー』(若林恵・畑中章宏, 2023, 黒鳥社)を読む中で、この本も登場し、今読むべき