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曖昧でなぞる

曖昧でなぞった、その言葉に心で感じて
そうやって見つけ合う、理解し合う。

あぁ、これを望んでたんだってそう思った。
ずっと好きだったもの、好きだったこと。
曖昧でちょうどよかった。
曖昧だからこそ、ちょうどよかった。
似たもの同士、キミもここが好きだったよね。

今の気持ちに明確なものなんてない。
誰かの歌を明確にするなんてできない。
それでも確かにそこにあって、それを書き留めて。
読み合って、聞き合って、繋がる。

歌もエッセイも似たようなもの。
曖昧なラインだった。それでも伝わる何か。
どこに何を隠して散りばめているかも人それぞれ。
メロディがつくかつかないか、文字数か尺かの違い。
もしも自分の書くものにメロディをつけられるなら
一体どんなものができるのだろう。

音なんてないから、静かに読むものなんだろうね。
音はやっぱりキミ自身の鼓動なんだよ。
その声が音符になるんだ。

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