まるで緘黙の少女
今日はなんだか寂しさが目立つ。
たくさん話したにも関わらず、なんでだろう。
時折、自分でいることに自信をなくしかけた。
自分のできなさや弱さに直面してしまったんだ。
なんとなく許されて守られてきた今までの自分。
過ごしてきた自分の姿を思い出したかのように
どうしようもなく心は平然といられなくなっていた。
行動すること自体を怖がっていたようにも感じる。
たくさんの人たちの中で自分らしくいることができる?
周りの目を気にせず、自由に動き回れる?話せる?
慌ただしく動く人たちにまみれて自分も率先できる?
自分だけが止まっているようなぼんやりした世界。
怖いと思う気持ちが誰より自分を縛っていたんだね。
やっぱり自分は動けないのだと、まるで緘黙の少女。
どこか人ごとには思えないなと引っかかってたんだ。
極度の不安と緊張で固まってしまうような感覚、
耐えられなくて退いてしまう場面、
もしかしたら日常茶飯事に起きていたのかな。
これはもう、症状であるとしか言えないのかな。
子どもならそれでもよかったことも、大人では許されないことってある。否応なしにしなければならないことだってある。
そう思うとまた不安が強くなってしまうのは
行き場のない、やり場のない、悲しいでこぼこ道。
自分でいたい気持ちと同時に、自分でいるのが怖いのだと、そんな本音が聞こえてくるようだった。
不安を取り除くことに専念しないと潰れてしまいそうな気にもなった。
ねぇ、今からでも取り戻せる?