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生きる、守る

自分の大事なものを貶される時、人は落胆する。
粗末に扱われ、簡単に傷つけてくる。
一生懸命に守っているものなのに。
自分の場合は心だったから、
心以上に大事なものが見えなかった。

身体が元気でも心が元気でなかったら、空っぽだ。
身体を壊すより、心を壊す辛さを知ってしまったから。
そんな気持ちを無視できると言うの?
やっぱり簡単に受け流すことなんてできない。

大事なものほど強いパワーになっていく。
誰も傷つけないことの何がわるい?
傷つけ合うことに何のメリットがあるの?
守っている大きさの分だけ、自分のダメージになった。

丸ごと受け取ることが自分であり、好きなこと。
手放すことや交わすこと、受け流すことはその逆だ。
だからこそ、そういう人たちはよく傷つくという
状況になってしまうのかもしれないね。

人生は自由であると言いながらも、
サバイバルゲームに過ぎないのかもしれない。
なんだか場所がどこであれ、人が誰であれ、同じように見えてきた。
当たり前の日々が幸せだと気付けることもあれば、
幸せに慣れきってしまっていないかと疑いもする。
それでも人は共存することで生き延びている。

私たちは人間だ。
いくらほかのものになりたいと願っても、変わりはしない。
この心臓が動いてることそのものが生きている証で、
生きている理由で、生きていく道のりなんだ。
この、他の誰でもない自分が生きていく日常を。

今日も精一杯の呼吸をする。
生きているんだ。

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