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強制はさせないよ

相手を自由にさせてあげたい。だから手放すの。
飛びたがってる鳥を止めないであげたい。
だから見守るように、優しく、遠くから。
楽しそうに飛び回ってるのを見られるだけでいい。
たとえ自分はそこにいなくても……

一緒にしたい、と思っていながら
一緒にはしない、自分がいるような気がした。
反射的に、無意識に。
怖いのはあなたじゃなくて、自分なんだ。
相手に映すもの、全部自分だ。

つらいこと、たのしくもないこと、
強制させている気がした。
もうやめてあげようって思えた。荷が少し降りた。
怖がりな人ほど、相手を傷つけないように自分を傷つけようとする。その痛みが心を、身体を。

好きになれないもの、優しくなれないこと、
もしも否定の中にいるのなら、あなたもその渦の中。
こんな思い、自分ひとりだけでいい。
でももしも同じようなキミになら
差し出せるものがあるような気もしてる。
私もそうだから。

誰もが同じような行動になるとは限らない。
好きだからって分かってもらえるわけでもない。
話すたびにつらくなるのは、やっぱり嫌でしょう?
聞くたびにつらくなるのは、やっぱり嫌でしょう?
ここで読むのも、きっと同じだと思うから。

一人一人と話はできても、仲良くできても、
自然と輪に入ることはできないのかもしれない。
みんなの楽しいことが、冷めて見えるのは自分だけ。
反射的にそうなるのかもしれない。
それを繰り返してるうちに、怖がることを覚えたんだ。

無理して笑う自分が辛くて、
いつだって笑ってなきゃいけないような世界で、
笑えないことが分かってるから、どんどん遠ざけた。
だから相手にも無理に笑わせてるような気になる。
複数なら相手を自分だけにさせずに済む。
2人でさえ好んでいたのに、同時に怖がってもいたんだ。

一人が好きなわけじゃなくて、嫌いでもなくて、
一人でなら好きな時に笑っていられる自由がある。
たぶん、そういうことなのかもしれないね。

このnoteも強制はさせないです。
私が笑えても笑えなくても書く場所でありたいから。
あなたの自由です。
立ち止まってくれて、拾い上げてくれてありがとう。

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