悲しみさえ溶かせたなら
悲しい。
ただ悲しいという気持ちだけ感じて浸って
悲しい歌詞ばかりが浮かんできてしまうけれど、
これで自分を溶かすことができるのならば……
きっと、人の温もりに帰りたいんだと思う。
いくら一人の時間が必要だからって
四六時中、何もなくひとりでいられるわけがない。
考えても考えても納得するのは自分だけ。
誰の心にも触れていない。
せめて反応してほしいのだと思っている。
それでも何かをしているよりは考えていたほうが
何かが見つかる気がしてずっと探してしまうんだ。
それが私にとっての価値観なのかもしれない。
自分には何が足りない?
隙間を埋めれば報われる?
求めて傷ついて、傷つけて遠ざけて、
もう何度思ってきただろう。
終わりは来るの?
今日はとても静かな日。