未来への紙飛行機
未来。
あなたは一体、どこまで見ている?
心はいつまでも詰め込んだ記憶の中に留まって、
想像ばかりが先を急ぐ。
気付いたらとんでもなく先まで生きているような
現実すら追い越してしまいそうな、そんな感覚でいる。
なのに、実際は追いついてさえしない。
今を踏みしめる、そんな覚悟が持てていたら……
本当はただ、何もかもが怖いだけだった。
楽しいことよりも怖いことのほうが多い。
だから保身のほうが強くて、我慢強くなったりもする。
かっこよさはいつだってそんなものを飛び越える強さ。
そんな人たちが辿り着く先に憧れた。
ここがどこだか分からないような世界でも、
自分が誰だか分からないような世界でも、
息をしてるだけで生きていることは平等な命。
欲とか損得とか、本当にいらない。愛で満たして?
周りばかりが答えを知っているかのように思えて
自分だけがずっと分からないままなのかなって
嫌悪したり、投げ出したくなったり、夢に逃げたり。
難解なものばかりを好きになろうとしてしまうのかな。
それとも見つけたくないだけ?迷ってたいだけ?
もっとふわふわしていてもいいのに、
こうでなきゃいけないことなんてないのに、
無意識が作る世界と現実が作りたい世界が交差する。
意味のないことをどう笑っていける?
まじめすぎるのかなって何度も迷いの崖に立たされる。
どうしてみんなはそんなに面白そうに生きてるの?
何も疑問に思わずに平然としていられるの?
愛のない対象を目の前にしても困惑しないの?
できること、できないこと、ある。
したくないはしたくない、したいをする。
ワガママとかじゃなくて、自分を生きること。
伝えたいこともきっと解き明かしてもらわなくていい。
ただ歌のように聞いてもらいたいだけなのかもね。
ずっと手に取れないような空気のようなものを
感じ取って、拾い集めてしまうんだよね。
もう一度、ちゃんと触れられるものと生きていこう。
もっと近くにある現実と向き合って。
大丈夫、怖くないさ。
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