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「やりきる力/堀江貴文著」ビブリオエッセイ
時代の寵児と言われた堀江貴文氏。
ホリエモンを好きか嫌いかがはっきりする人だと思う。
私は、好きだ。
収監され、世の中から最高にバッシングを受けていた時も、嫌いにならなかった。
バッシングする人に「じゃ、あなたもホリエモンのような、大きな事業ができるんだよね」と言いたくなった。
収監されたという事実は、それだけのことがあったのかも知れない。
「出る杭は打たれる」の類いだったのかも知れない。
本当のところは私にはわからないが、国家と国民がよってたかって貶めようとする存在になったこと自体が凄くないか?
はたして、バッシングした人の中に、これだけビジネス人として注目を得た人はいるだろうか。
ホリエモンの著書は見つけるたびに読んできた。
今まで読んだホリエモンの著書の中で、この「やりきる力」が私の中のNo. 1を塗り替えた。
私には、特に誇れるスキルはない。
が、やりきる力だけはあると思っている。
ずっと、「辞める勇気がない」とダメダメイメージでしかなかったが、もしや、「続ける力」と言えるんじゃないか?と思え始めたこの時に、この本と出会ったことに感謝する。
短距離走よりもマラソンが好き。
マラソンを走り切った時の達成感が好き。
登山も悪くない。
簡単に、うまくいくなんてない。
諦める必要なんてない。
まだまだ、やりきります。
成功している人の結果だけ真似して、たとえうまく行ったとしても、それはハリボテ。
一瞬で、バタンと倒れるし、ひとつきでペシャンコになる。
一歩一歩、地に足をつけてやりきりたい。
それでダメでも、それは、何かの基礎になるはず。自分の足元固めにはなるはずだから。