クリスマスらしく
たまには「クリスマスらしく」過ごしてみようか、と思い立ちまして。
久しぶりに、台所で奮闘しました。
アイキャッチの左上から順番に
りんごのタルト
ホットワイン
チキンフリカッセ
です。
昨日、自宅から少し離れたところにあるスーパーに材料を買い求めに言った際に、例によって「flatto」さんに立ち寄って来ました。
そうです。「太田屋菓子店」さまの「クレープケーキ」が、またまた私の心を盗んでいきまして😅
今までは旧長沼町の店舗まで足を伸ばさないと買い求められなかった「ゆず」も、期間限定でflattoで販売されているので、つい手が伸びてしまったのでした(笑)。
が、これだけでも十分美味しいのですが、やはりクリスマスらしく、「ケーキを作ろう」と思い立ち、あれこれ思案しました。
ですが、家庭で作る分にはクリームたっぷりのケーキよりも、「焼きっぱなし系」の方が楽。
そんなわけで、近年は「タルト」がよく登場します。
こちらは、2015年のクリスマスに作っていた……らしいです。
中には、冷凍庫の邪魔者となっていたブルーベリー(我が家にブルーベリーの木があり、親が冷凍保存していて邪魔になることも^^;)を敷き詰めて、フィリングとして焼いたようです。
この時は少しだけ贅沢をして、いちごを買ってきて上に乗せて、「クリスマス感」を演出したのでしょう。
ただ、タルトは基本の生地の作り方さえ覚えれば、結構応用範囲が広いもの。
今回の「りんごのタルト」は、たまに作る、私のオリジナルレシピです。
りんごのタルト
今回最も手間がかかっているのが、これです。
見た目は地味ですが、タルトフィリングに使うクリームを、ダブル仕立てにするなど、割と凝っているんですよ(笑)。
パート・サブレ作り
まずは「サブレ生地」を作ります。
もっとも、無塩バターをサイコロ状に切って、室温に戻して…なんていう手間は、かけません。
邪道かもしれませんが、よく使うボウルがステンレス製なのを良いことに、ガスコンロの直火(弱火)にかけて、半分ほど溶かしてから、砂糖とすり混ぜます。
※全部溶かしてしまわないように、注意!!
寒い我が家の台所では、寒さでバターが締りやすいので、この方法でも、ちゃんと空気を含んで使えるのですよ😅
続いて、ほぐしておいた玉子を少しずつ投入しながら、クリーム状になるまで混ぜます。
振るっておいた薄力粉を入れて、切るように混ぜます。
コネコネすると生地が固くなるので、気をつけて。
ある程度まとまったら、ラップで包んで冷蔵庫で寝かせます。
アーモンドクリーム&カスタードクリーム作り
パート・サブレの生地を寝かせている間に、アーモンドクリームとカスタードクリームを作ります。
手間はかかりますが、このダブルクリームが、りんごによく合うんですよ。
まずはアーモンドクリームから。
※今回は後でカスタードクリームと合わせるので、少なめの分量にしてあります。
アーモンドクリーム単独で使う場合には、分量を倍にしてください。
よくお菓子のレシピ本などでは、これも「バターを室温に戻して…」の手順から始まります。
が、面倒なので、これもレンチンして溶かしておいた(!)無塩バターに、砂糖を投入してぐるぐると混ぜ、ポマード状にします。
ポマード状になったバターに、アーモンドプードルを混ぜます。
一通り混ぜたら解きほぐしておいた玉子を混ぜると、アーモンドクリームの完成です。
続いて、カスタードクリームを作ります。
カスタードクリームも色々なレシピがありますが、
今回は……。
のレシピで。これ以下のレシピで作ると粉類が計量できないのでこの分量で作り、半量をタルトのクリームに使用します。
卵黄に砂糖、薄力粉、コーンスターチを振るいあわせ、泡立て器でざっくりぜた後、牛乳で少しずつ伸ばしていきます。
その後、カスタード液を漉した後、中火にかけて煮詰めていきましょう。あまり弱火でやると、コシの弱いクリームになってしまうようです。
バニラエッセンスはお好みで。
カスタードクリームができたら、先に作っておいた「アーモンドクリーム」と合わせます。
今回は、ここで「ラム酒大さじ1」を加えました。
あれば、りんごのお酒(カルバドスや、アップルワインがおすすめ)を使うと、もっと「りんご」の香りが楽しめるかも。
りんごの準備
今回は「ふじ」を使用しています。というか、冬のりんごというと、「ふじ」くらいしか見かけない。
でも、本当は酸味の効いた「紅玉」で作るのが、一番美味しいと思います。
2個のうち、1コは皮を剥いていちょう切りに。もう一つは皮付きのまま、薄くスライスした後、千切りにします。
色が変わらないように、軽くレモン汁をかけておくといいでしょう。
焼成
冷蔵庫で休ませていたパート・サブレの生地を麺棒で伸ばし、型にかぶせて整えます。
底の部分は、フォークなどで空気穴を開けて焼き縮みを防ぎます。
ここに
いちょう切りのりんご
ダブルクリーム
千切りりんご
の順番で、乗せていきます。
全てを乗せると、こんな感じです。家庭のタルトなので、あまり見栄えを気にしていません(苦笑)。
焼く際は、大体170~180℃の温度で45分~1時間ほど。
オーブンによって癖があるので、様子を見ながら調整します。
完成
こんな感じにきつね色に焼き上がれば、皮生地にも概ね火が通っています。
今回は予算不足(というより、売り切れだった^^;)ので使っていませんが、スライスアーモンドなどを乗せると、見栄えもよくなるかもしれませんね。
おまけ1~ホットワイン
何年か前に冬の北海道に旅行に行った際に、札幌の「ミュンヘン・クリスマス市」に立ち寄り、そこで頂いた「ホットワイン」が、本当に美味しかったです。
訪れたのは12月初旬でしたが、その時に既に氷点下でしたもんね^^;
ミュンヘンらしいかどうかはともかく、寒い中でスパイスの効いたホットワインは、会場の雰囲気にもよく似合いました。
ホットワインというと、赤ワインのレシピが多いのですが、後述する「チキンフリカッセ」に合わせて買ったのが、「白ワイン」。ですので、白ワインをそのままホットワインに流用しています。
白ワインでも、美味しいですよ。
これらを小鍋に入れて、沸騰させないように温めるだけです。
強いて言えば、フルーツ類はあまり煮立たせないほうが良いのかも。
(レモンなどは、皮から苦味が出ますしね)
少し、大人のクリスマスのイメージでしょうか。
おまけ2~チキンフリカッセ
こちらは、レシピらしきレシピはないので、適当に😅
セロリ、玉ねぎ等の香味野菜を色がつかないように炒めて、その後カブや大量のきのこ(今回はマッシュルーム&エリンギ)、コンソメ、水などを入れて、じっくり旨味を引き出していきます。
それとは別に、鶏もも肉をぶつ切りにして塩コショウで下味をつけ、さらに薄力粉を揉み込んでから、フライパンで焼き目を付けておきます。
その後、香味野菜の入ったスープ鍋に焼いた鶏肉を入れて、白ワインも加えます。
さらに15分ほど煮込み、牛乳や生クリーム、バターなどを投入。
なお、緑色の葉はカブの葉っぱです。(勿体ないですもんね)
クリームシチューよりは、もう少しあっさりした味わいでしょうか。
ですが、鶏肉に小麦粉を揉み込んであるのでとろみがついていて、それなりに「ごちそうっぽい」テイストにはなっているかも。
そんなわけで、今年作った「クリスマス」らしいメニューを、並べてみました。
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