【vol.1読書記録】社会人大学人見知り学部卒業見込/若林正恭
就職活動中、
面接がない時は基本暇なので
自ずと考える時間が増えて
ネガティヴ思考に。
それに加えてのお祈りメール受信。
初めの頃は私と会社の思いが
マッチングしなかっただけ。
就職活動っていわばお見合いと一緒って
何処かの本で読んだもの、うんうん。
何て自分に言い聞かせてたけど、
このネガティヴな波+お祈りメールの破壊力は凄まじいもので。
段々自信というものを無くさせるわけです。
でも、それじゃあやっぱり
上手く行くものも上手くいかない!って訳で。
気分を変えようと色々やってみたけど、
やっぱり圧倒的に気持ちを
落ち着けてくれたのは本でした。
そして誰に相談しても、どんだけ悩んでも
見つからなかった答えをくれたのは、
この一冊の本でした。
私はお笑いの道は目指したことがないし
夢として持ったことも勿論ないけど、
全然違う職業の悩みも見事にズバッと解決してくれました。
それはここのくだり。
願いを叶えれば常に幸福を感じれると
夢想していた二十代。
だが今も大きな仕事の出番前は緊張して
憂鬱な気分になる。ネタを作る作業は
何年やってもめんどくさいし自信はない。
途中省略
今幸せですか?の問いに対し、
ある作家さんはこう答えた。
ジェットコースターみたいなものかな。
わざわざ怖い思いをする為に並ぶ。
絶叫しながら乗る。
二度と乗りたくないなと思う。
でも、充実感がある。
だからまた次のジェットコースターに
並んでしまう。
それを聞いてから仕事に対して緊張したり
憂鬱になったりすることに
負い目を感じなくなった。
その感情は後の充実感や高揚感の
予告信号のようなものだから。
これを読むまでは私も
好きなことを仕事にするなら
それを常に好きでいなきゃいけない気がしたし、休みの日も関係なく夢中に
なってなきゃいけない気がしてた。
同じように、めんどくさいとか
この途中の作業は嫌いとか。
そういう気持ちになる自分は
それを本当に好きと言っていいのかとか。
なんでか分からないけど、負い目を感じてた。
だから、ジェットコースター理論は
その気持ちは当たり前なんだと、
持ってて良いのだと言われたようで
とても安心した。
自分が興味があるものでも
100%好きでなくても良い。
めんどくさいとか今はやりたくないとか
人間味があってもいいんじゃない。
ただ、その先にある充実感や達成感が
やっぱり好きだと思えれば^^
私みたいに考え過ぎて
自分が好きなこととか好きなことを仕事にするべきかどうかとか。よく分かんなくなっちゃった人に是非読んでもらいたい一冊。