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フランス映画のハードル

意外と低かった。

なんのこっちゃですが、皆さんは映画はお好きですか?
私は、映画が好きですが、「映画館」はもっと好きです。

と言っても、最近は自宅でのサブスクの便利さを取ってしまい、映画館で映画を観る機会が激減してしまいました…。

映画館の魅力。
色々とありますが、最新技術を取り入れている映画館だと、大迫力の映像と音を四方八方から感じられるのが最高ですよね。
もはやアミューズメントパーク。

それで言うと、今年の2月?くらいに観た「ブルージャイアント」は、その魅力を最大限に感じることが出来る最高の作品で、まさにジャズコンサートに来たかのような高揚感がありました!
内容も私好みで、何か自分でコトを起こそうとしている熱い系の方には、ビッシビシに刺さること間違いなし。

滅多に映画で泣かない私が、開始15分で号泣。
とにかく胸アツです🔥

「ブルージャイアント」も大好きな映画なのですが、それ以上に大好きな"My best movie"は、フランス映画の「最強のふたり」。

10年くらい前の映画なのですが、これまで軽く10回以上は観ている私の「鉄板」です。

フランス映画と聞くと、少しハードルが高く感じるかとも思うのですが、これはそんなことは全くなく、むしろ、現代の「多様性」を考える上でとても勉強になる作品です。

ユーモアな場面もたくさんあるので、堅苦しさはゼロ!

この映画は、私の「ダイバーシティ」への扉を開いてくれた、私にとって大切な作品です。

ハリウッド映画でリメイクされる程、今の社会に必要なメッセージがたくさん散りばめられています。

貧しい黒人男性ドリスと、大富豪だけど障がいを持つフィリップ。
この二人の出会いは、お互いを差別的な視点(フィルター・バイアス)で見るところから始まります。
「偏見による生きづらさ」や「二極化社会」を如実に表しています。

しかし、お互いの違いを受け入れ、心の距離を縮めることで、「最強のふたり」になっていくと言った…ストーリーとしてはとてもわかりやすい展開。

異文化に生きてきた者同士の「相互理解」
主体性や自立性を育てるお互いの「距離感」「信頼関係」
これらが結集して成す「帰属意識」

まさに現代のダイバーシティ経営に必要な要素が、この映画の、この「ふたり」の関係には詰まっています。

私はこの映画を初めて観た頃、2012年だったと思いますが、CAの責任者資格を取ったばかりの時期で、チームマネジメントに苦労していました。

勝手に一人で全てを背負おうとして、クルーの多様な能力を活かしきれず、「ワンマン」なマネジメントが目立ち、楽しくフライトが出来ていない時期だったのです。

そんな時に出会ったこの作品に、私は多くを救われたのです。

そして、
「フランス映画はハードル高い」
と、勝手に犬猿していた私の「アンコンシャス・バイアス(無意識な思い込み)」が壊れるきっかけにもなりました

それ以来、主人公の一人である「ドリス」を演じた俳優、オマール・シーが私の推しに!
最近だと、Netflixで見ることが出来るフランスのドラマ「ルパン」で主役を演じていて、もちろんそちらもチェックしています!

こんな風に、少しのきっかけで、自分とは無縁だと思っていたものも「推し」に一変するのだから、食わず嫌いはもったいないですよね!

年末年始、Netflixで「最強のふたり」と「ルパン」のイッキ見はいかがですか?
「#オマールシー好きと繋がりたい」的なやつ、私も作ろうかな。笑

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