傷心旅行〜島根編〜
やっほ⭐︎無事岡山からついに東京行きの新幹線に乗ったよ!
(只今東京駅に向けてのぞみ乗車中)
さて、ざっくりと旅の1日目の京都編を書きましたところで続いて2日目の島根編を書こうと思う。
1日目の京都でのゲストハウスをチェックアウトし、向かうはいざ島根は出雲市。まずは京都から新大阪まで普通列車で向かい少しでも移動費を抑えました。
そうして、新大阪から岡山までは新幹線乗車。列車の発車と同時に荷台に乗せていた京都土産も発射!なんつーこともありつつ、無事岡山到着!
岡山からは特急「やくも」に乗車。
駅弁とフルーツゼリーを調達し、ルンルンで「やくも」に乗車。
とてもとてもスムーズな乗り換え、そうして快適な車内に、最高!!!と雄叫びをあげたい気持ちを、車内防犯カメラに向けて変顔で精一杯表し、心からのよろこびをアピールしておきました。
本当に快適でした、やくも。大好きになっちゃう。ただ冷房が少し効きすぎて寒かったのは想定外。タオルやら着替えやらを上から被ってなんとかやり過ごしました。
そんなこんなでひたすらウキウキしながらついに到着しました出雲市!!!!
くぁ〜!着いた着いた!と両手を大きく広げて伸びをして。時刻は13時半少し前。次の電車まであと1時間あったので、まずはホテルに荷物を起きに行き。
軽く腹ごしらえで出雲1食目は出雲蕎麦!
日本三大蕎麦の一つである(っていうことをこの時初めて知った)出雲蕎麦の特徴は、そばの実を殻ごと挽いているから黒いんだって。それから、つゆが甘めなの。これがわたし的にはだいぶ普段の蕎麦と違ったな。あんまり出汁の風味がしない、あまじょっぱいっていう印象しかないつゆ。
優雅に蕎麦を食べ、電車を待って乗り込みました。
山陰本線 浜田行 1両編成!
バスみたいな電車!ていうか、バス!なにこれ!バスが線路走ってる!っていう電車で、すごい不思議な乗り物でした。あれって電車??頭から煙出てたけど、ガソリンで走ってる?
この路線、走ってる最中、窓から見える景色がすーーーーごく綺麗で!ふと顔を窓にやると、日本海が一面に広がっているではないですか!
いつも太平洋側の海しか見てないから、日本海がすごく新鮮で。これにはとっっぅぅっぅぅても興奮しました。日本海だーわわーわーわー!って叫びたくなるほどに。
そうして出雲市駅から約1時間かけて着いた仁万駅。ここから歩いて訪れたのはそう!
仁摩サンドミュージアムでっっぅぅぅっっっっす!
小学生の時に手にした漫画「砂時計」、これですよこれ。
あれから長い月日を経てついに来ました。
館内には漫画砂時計の展示ルームがあって、全巻読めるように置いてあったり、私も持っていたポストカードが展示されてたり、ドラマ化になった時の脚本が展示されてたり。あとは、訪れた人たちが記す用のノートがありました。芦原妃名子先生に向けたメッセージを書くノート。涙無しでは読めなかったですね、こればかりは。ある人のメッセージに、「俺が一生一緒におっちゃるけん!」って書いてあったの。こんなのさあ、、、!泣くよね!!!!
私も僭越ながらページに記させていただき。そして、久々に漫画を手にとってついつい読み入ってしまい、時々涙ポロリしそうになりながら、また全巻買おうと心にし、展示をあとにしました。
ダッシュで仁万駅に戻り、息絶え絶えちょうどいいタイミングで電車に間に合い、隣駅へ。
とんでもねえ無人駅に、さすがの私も戸惑いつつ。向かった先は、砂時計にも出てきた琴ヶ浜!
この海が、、、!!!!もうとてつもなく綺麗で!!!!沖縄にも行ったことがない私は、この海が今までで見た中でダントツに綺麗でびっくりしました。砂がね、白いの!!!写真だと上手く伝わらないのが惜しいのだけれど、関東のきったねえ決して綺麗とは言えない砂浜と比べると、砂が白くて、でもってとにかく綺麗!ゴミがない!海の水も澄んでる!カニがいっぱいいる!
ゴミってね、海屑の一切がないんだよ。草木の屑とか、海藻の屑とか、一切がないの。ただただ砂なの。
本当に綺麗で、一生見ていたいって思う海でした。また行きたい。
でね、また帰りの電車の窓から見た強烈な夕陽がすんっっっっっごく綺麗でびっくりした!あれはもう、是非ともご自身の目で見て頂きたいです。本当に綺麗であんなの浜辺で見たら泣いちゃうね。そのくらい、綺麗で、これを毎日見てる君たちはどんな感性身につけて大人になるの!?って、正面に座ってた男子高校生たちをみて思いました。
リアル大悟だ、、、って思いつつ。
で。すごくノスタルジーになりながら、出雲市駅へ戻り、さて夕飯どうしようかなと。電車の中で調べていたお店に行きました。
あれだね?島根県てのは、基本甘めの食事なんだね?お蕎麦といい、この生姜焼きといい、甘いのよ。
で。事件は起こります。大事件です。
完結に言えば、見事なまでのマーライオーーーーーーン!
キラキラキラキラキラ〜!!!!
このお店でね、まず「お飲み物どうしますか?」って聞かれたわけですよ。で、ウーロン茶とかにしとけばいいものを何を気が大きくなってしまったのか、生を注文したんですね。で、ぐいっと速攻で飲み干したわけです。そして、間髪入れずに生おかわりしました。そして、豚の生姜焼きやら揚げ物やら脂っこいお料理を一気に胃袋に入れ。さらに追い討ちを描けるように梅酒水割り。
梅酒頼んだ頃にはもう、きてました。正直、梅酒やめときたかった。なのに、ええ格好しいが出て。頼んで、飲んで、終わった。
あーこれまずいやつかもって思って、そのままどんどん酩酊寸前になり。板前さんも心配して、お茶のおかわりたくさんくれたり、アイスくれた。(笑)30〜40分以上ぼーっとしてて、少しお腹痛くなったりして、で、あ、これ、これこれこれって、と思いトイレに行って、もう何も迷うことなく全部出た。(笑)
何年ぶり???というレベルでのマーライオン。何やってんだよと、明日朝早く起きて出雲大社行くんじゃないのって、これ絶対明日起きられないやつじゃんって。あーあって思いながら、お会計して、コンビニ寄って、まるでゴールデン街帰りかのような買い物をして、ホテルへ戻りました。
酔っ払いの完成。昨今の出来事を思い出し、音楽を聴きながらぼろっぼろに泣きました。部屋のソファに大量の涙を染み込ませましたごめんなさい。
そして、やっとこさお風呂に入り、酔いが少し冷めてきた頃。サンドミュージアムで買ったお土産の砂時計を手に取りふと思ったんですよね。
あれ、、、ほかのお土産は、、、???
京都土産の一式が、、、無い、、、!?!?
酒飲み事件よりももっと前に、事件は起きていたのです。
そう、私は、出雲市駅に降り立ち、両手を広げて意気揚々としていたとき、やくもの荷台にお土産一式置き去りにしていたんですね。
さ〜困った困った。時間も深夜1時近くになっていたため確認するすべもなく。とりあえず急いでJR西日本の忘れ物センターに届けを出し、あとは祈るばかり。
翌朝、若干の二日酔いを残し、当たり前に7時台に起きられるわけもなく。チェックイン時間ギリギリまでゆっくり支度することに。
あ〜これから出雲大社に行くのに酒残ったまま神様に拝みに行くなんて無礼がすぎると悔やみつつ、まずは温泉に入り身体を浄めました。そうして、部屋に戻って少しすると非通知着信が!きた!!!!!!
「出雲大社駅ですけども〜、これは〜なんやろ、京都のお煎餅かなんかの袋ですかね」ビンゴー!!!!!お問い合わせセンターに登録しておいた情報で早速連絡が来ました。そして、案の定、出雲市駅に着いた「やくも」の中に置き去りにされていたお土産たち。出雲市駅にて保管されていると歓喜の電話が舞い込みました。ジーザス!!!!
お土産はひとまず帰りまで預かってもらうことにし、チェックアウト時刻1分前にホテルを無事チェックアウト。荷物はホテルに預け、お土産は駅に預け、身も心も軽くなった状態でいざ向かうは稲佐の浜!
この浜の砂を出雲大社に持っていき、出雲大社にある砂を代わりにもらうことで、ご利益があるんだとか。
この時、時刻は12時過ぎ。私は行きたいお蕎麦屋さんがありました。というのも、前日の琴ヶ浜で喋った地元のおじさんがオススメで教えてくれたお蕎麦屋さん。どうしても行きたかったし、稲佐の浜からは歩いて10分くらいだったから行ってみることに。
着いたはいいものの、待つんですよねこういう人気店は。先日のたかとうどん然り、並ぶんですよ。名前書いて待ち時間が長いんですよ。で、待つのはいいんですけど、私にはケツの時間があることを忘れていた。なんたって、出雲大社から出雲市駅までのバスは1時間に1本程度。最寄りの電車の駅は出雲大社から15分くらい歩く。突然のミッションが発令されたわけです。
20〜30分待ってようやく入店。ざる蕎麦を注文し、フードファイター発動。約3分で食べ終え店を後にしました。
そして急ぎ早に稲佐の浜へ戻り、よきところで砂浜をいただき、社に一礼し、いざ向かうは出雲大社!
なんとか14時ぴったりに出雲大社へ着くことができ、そこから駆け足で参拝。砂も交換し、御朱印を書き置きで頂き、おみくじをひいて、お守りを頂き、トコテチトコテチトコテチーっとぐるっと一周し、15時のバスにちょうど間に合うことができました。ミッションコンプリート!!!
ただね、ちょっとなんだか、心残り。なぜかというと、なんだか心が込もってない気がして。
スタンプラリーのように参拝をして、スタンプラリーのように御朱印を頂き、スタンプラリーのように砂を交換し、スタンプラリーのようにおみくじをひいて御守りを頂く。
心ここに在らずな参拝になってしまっていて、なんだかモヤモヤしつつ、ああ諸悪の根源は昨日の酒だったなとあらためて悔やむなどし、出雲大社をあとにしました。
でもね、思ったの。散々寺社行っておきながらって話なんだけど。結局のところ、自分がどう生きるかなのよなと。
神様仏様に拝むのもいいけれど、肝心なのは自分自身の在り方とか過ごし方なわけで。神頼み仏頼みする前に、自分を律さねばならんよと、今の私にはとにかく邪念が多すぎると思ったんですよ、、、。
自分がどうしたいのか、どうなりたいのか、見えなくて。なんでこんなに落ち込んでるのかなって、落ち込みたくて落ち込んでるのかもしれないって。どうしたら、何が、晴れるのか、向かうべき方向がわからないでいる。
そもそも8月に安井金比羅宮に参った時だってそう。
「この人が良縁なのであれば」って、おいおいって話ですよ。良縁か不要な縁かを神様に託すんかいって。
この人とずっと一緒にいたい、一緒に入れますようにと懇願するわけではなく、「もし良縁ならばこの先も仲良く一緒にいられるようお力添えください」って言い方してた。
もしかしたら不要な縁だったりする…?これは良縁なの…?って、そんな生半可な半信半疑な気持ちだったから、どこかで自分でも歪みに気付いてたんじゃないかって、思わなくもない。だからそれを安井さんは嗅ぎ取ったのではなかろうか、と若干のスピ入りまぁす!
本当に好きで好きでたまらんでさ、この人とどうしても!ってならさ、それを願うんだと思うんだよ。知らんけど。遅かろうが早かろうが、歪みは顕著になっていたのかもしれない。
まずは自分がどう考えているか、自分がどうしたいか。ちゃんと明確にしないと、神様仏様だって困るけん。
しゃんとせえ!
と、突然の砂時計が入りつつ、足早に参拝した出雲大社から無事出雲市駅へ帰還しました。
帰りのやくも乗車時間まで時間にだいぶゆとりができたので、のんびりとホテルに荷物を取りに行き、途中で抹茶アイスクリームを食べました。
そうして、お土産売り場でここぞとばかりに島根物産を調達。いや〜今回、今までの旅行でいっちばんダントツでお土産を買いまくりましたね。京都といい出雲といい、両地において私は経済回しました。新大阪から岡山に向かう途中にアレン様の動画を見たもんだからもう一気に羽振り良くなっちゃって。これから毎日塩むすび生活です。
島根物産を見ていたら時間もよきところとなり、いざ岡山行きの電車に乗るべく改札へ。そして、ついに置き去りにしてしまっていたお土産ともご対面。ああ本当によかった。帰りのやくもでは指差し確認をしっかりして、岡山に降り立ちました。
東京行きの新幹線に乗る前に、岡山駅で旅のシメを調達。何の気なしに選んだは牛タン弁当。岡山って牛が有名なの?と不思議に思いながら食べすすめ、ふと外箱に目をやると…。
うおおおおいいいい!!!!
あ〜そうそうこれこれ、この味だよね。仙台で食べたなあ牛タン。美味しかったな〜。この仙台旅行が最後の旅行だったなあ〜。この旅行から2週間と経たないうちにフラれたなあ〜。
って話しで終わるんですか。なんでですか、なん、なん、なん、、、!私はどうしたらいいんですか!!!
fin
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