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外国人就労者24時間相談支援体制⑤

札幌あいの里国際研修センターでの約1ヶ月間の入国後講習の開催を続けている。

初めて日本にきた外国人就労者が、配属と就労に向かうために日本語教育だけでなく、安全教育や入管法と労働法規、税金、医療、社会保障など、災害時の対応など北海道での生活についても準備するものだ。

SNSだけではなくリアルでの外国人就労者同志の絆を深めていく場でもある。

就労する職場の寮が良い環境だと感じるように、その前の入国直後は、" 入国後講習1か月間の講習センターの宿舎、社宅はオンボロで辛い環境の方がいい" と言った経営者たちがいた。

私はとんでもない話しだと思った。
いつの時代の話なんだろうと思った。
日本では歴史的に"研修制度"と呼んで人権を差別した外国人就労時代が長く続いていた。

私は、その時代の様々な良くないことがはびこり、理不尽なことが平然と行われていた時代があったことをよく知っている。そのことを知っている人たちは、私の諸先輩の中にたくさんいらっしゃる。

10年前に、私は、その歴史的な悪い流れを知れば知るほど、自分たちが立ち上がって、その悪い流れを変える支援活動にしなければならないと心から願った。

毎日の24時間の支援活動を続けるしかない。
幸いなのは、新型コロナ禍を機に私たちが、北海道内の様々な就労者の支援団体、監理団体との情報交換や連携が、垣根を超えて活発に出来るようになってきたことだ。

日本人の私たちは家族や個人を犠牲にするような会社や職場を第一優先にして考え過ぎてしまう傾向は、日本の戦後の後も色濃く残っていると思う。今こそ、もう一度、私は、この外国人就労者たちの家族を強く第一に当たり前に考える生き方をしっかり感じたいと思う。

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