そもそもこんな論理設計のプロジェクトなら燃えるに決まってるよ!
今日は、『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』の「プロジェクトのリスクを判断するポイント」を読みました。
●学んだこと
プロジェクトのリスクを判断するポイントとして、以下2つがあると筆者は主張しています。
①論理設計が破綻していないか?
論理設計とは、そのプロジェクトが依拠するロジックや構造を指すそうです。
分解して考えた際、それぞれの点を確実に繋げられるという論理的な確信がなければ、そのプロジェクトの論理設計には大きなリスクがあると筆者は考えています。
「そもそもこんな論理設計のプロジェクトなら燃えるに決まってるよ、馬鹿じゃないの?」というプロジェクトが、世の中にはごろごろあるのだそうです。
②リソースは十分か?
リソース(人、時間、お金)は100%ギリギリではなく、できれば70%程度の稼働率で回る程度に確保できるのが理想的だそうです。
なぜかというと、そうでなければ想定外の事態が起きた際に対応ができなくなるからです。
しかし、プロジェクトの工数を正確に見積もり、70%の稼働率でこなせるようにリソース調整することは非常に難しいため、あくまでも目安として頭に入れながら経験を積むと良い、とありました。
●読んで考えたこと
非常に納得感がある内容だと思いました。
そもそもの計画に無理があればいくら優秀な人を集めても失敗に終わりそうですし、序盤から期日に追われバタバタしているチームでは確実な成功はない、と理解できました。
また同時に、会社の事情や周囲の人間関係などが影響し、これらチェックポイントを分かっていても無理やり進めざるをえない事態もあるのだろうなとも思いました。
そして、プロジェクトメンバーですら「論理設計もリソースもめちゃくちゃだし失敗に決まっている」と思う局面をなんとかできるのが優秀なリーダーなのだなと漠然と想像しました。
そういった悪い状況を打破しようとすると、先日読んだ内容にもあったように「煙たがられることを恐れず行動する」必要があり、想像するだけでも心臓が締め付けられるように感じます。
それでもやる!が優秀なリーダーなのだと思うと、自分は普遍的なスキル・IT業界のスキルをもっと習得しなくてはならないし、ポジティブ思考に常に持っていくマインドも圧倒的に鍛えなくてはならないと気を引き締めました。
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