何を言っても許されることを保証する
今日は、『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』の「何を言っても許されることを保証する」を読みました。
●学んだこと
プロジェクトチームは、結成されてすぐに期待されたパフォーマンスを挙げるわけではないそうです。
5~15人程度の小グループは一般的に、①形成期⇒②混乱期⇒③規範確立期⇒④活動期という4つの段階を経て形成されるといいます。
②混乱期とは、メンバー同士やリーダーとメンバーで考え方・意見がぶつかり合う混乱状態を指し、最終的に「これを言ったらバカにされるのでは?反対されるのでは?」と疑心暗鬼になって活発な議論が行われなくなるそうです。
この混乱期を早期に乗り切るには、「全ての意見を歓迎する。絶対に否定しない」という項目を入れたチーム憲章の宣言が有効だと筆者は考えています。
そして、会議の度に「ちゃんと本音を出しているか?チーム憲章を守っているか?」と確認をして、疑心暗鬼で言いたいことを言えないような空気を払拭することが大事なのだそうです。
●読んで考えたこと
プロジェクトのみならず、新しい環境になじむまでには必ずこの混乱期を乗り越えなくてはならないと非常に納得できました。
会議をしている中で「今これを言っても否定されるだけだよな」と考えて発言を控えてしまった経験は誰にでもあると思います。
もしかしたらその発言によってきっかけが生まれ、プロジェクト・仕事がより高いクオリティに仕上がっていたかもしれないと考えると、チームにとってそのような疑心暗鬼は損でしかないです。
そして、そのようなパフォーマンスを下げる状態にしてしまっているのはリーダーの責任だと思いました。
本内容で解説されているようなチーム憲章の宣言など、工夫をして自由に議論ができる環境を作るためには、率先してリーダーが動くしかないからです。
自分も将来的には、メンバーが成長に繋がる議論ができる空気を作れるリーダーになりたいと思います。
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