「良い」ことではなく、ゲストにとって「選ぶ意味がある」ブランドを築くことの大切さ。(著:クリエイティブジャンプ~世界を3ミリ面白くする仕事術)
"本当に大切だったのは「良い」ことではなく、ゲストにとって「選ぶ意味がある」ブランドを築くことの大切さ。”
株式会社水星の代表であり、ホテルプロデューサー龍崎翔子さんの書籍「クリエイティブジャンプ~世界を3ミリ面白くする仕事術~」の一説です。
以前から、HOTEL SHE KYOTO、UMEDAやnoteやWantedlyの発信で気になっていたスタートアップ企業だったので読んでみました。
1つの物語を追体験しているかのような、素敵な書籍で、学びもたくさんありました。その中でも、冒頭にあげた一説は今の自分に深く刺さりました。
万人とって「良い」というものはない。
万人にとって良いものを目指すと、平均点になるし、
そこに"ちがい"はないと思います。
モノが溢れた日本で選ばれ続けるためには、
「選ぶ意味があるブランド」を追求し続けることが必要である。
龍崎さんの言葉から、強く感じました。
書籍内にはこんな言葉もありました。
比較し、相対的に評価される中で戦うより「絶対的に」選ばれる存在になる方法を考えることが大事だということです。この「絶対的に」選ばれることを、書籍の中では「指名買い」という表現でも書かれています。
モノが溢れ、画期的なサービスが生まれては、すぐに陳腐化する。
コモディティ化し、人はどんどん新しいものに乗り換えていく。
この連鎖の中で、絶対的に選ばれる存在になるためには「あなたから買いたい」「○○社から買いたい」と指名され、選ばれ続けるブランド力を構築していかなければいけない。
そうやって、選ばれるブランドをつくりあげることができれば、自然と人は周りに紹介してくれるようになります。
書籍の中でも、これからの時代は「どう発信するか」ではなく、「どう発信してもらうか」が大事だと述べられていました。
思わず人に伝えたくなるブランドをいかにしてつくるか。
そこから逆算して、何をすべきかを考えることが大事だと学びました。
繰り返しになりますが、万人にとって「良い」ものはありません。
大事なことは「誰にとって良いか」だと思っています。
たった1人の「誰」を言語化し、そこに向けてどんなブランドをつくるか。
それが選ばれるブランドになるために、必要なこと。
先ほどもご紹介した文章ですが。
この言葉をBtoB企業に置き換えると以下のようなイメージでしょうか。
定性的な価値を感じてもらえるように磨き上げること。 「選ぶ意味のある企業ブランド」を築いていくことが大事。"良い企業"をつくるのではなく、
”選ばれる企業ブランド"を作るべきだと気づいた。
このような企業ブランドをつくれると、人が自然と集まる企業になると思います。「選ぶ意味のあるブランド」は企業にとって必要不可欠なものです。
日本の90%以上を占める中小ベンチャー企業の中で、比較・相対化して選ばれるのではなく、絶対的に選ばれる企業をつくっていきたい。
そして、その企業ブランドに触れた人たち(社員も、そしてお客様も)が
どんな「体験価値」を感じることができるか。その体験価値を伝えるために、我々は何をすべきか。
丁寧に言語化し、体験価値を稀少なものにしていきたい。
「白潟総研」という1つのブランドに触れることで、どんな体験ができ、
その先に「選ぶ意味のあるブランド」としての白潟総研であれるように
経営・組織づくりに向き合っていきたいと思います。
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