「断食」に行ってきました③
断食をすると体温が上がり、病気が改善
皆さんは、
「断食をすると、何も食べていなくても体温が上がる」
……ということを、ご存じですか?
実は、私も知りませんでした。
断食をすると、消化・吸収をつかさどる器官が活動を停止します。
そのため、血液が体のほかのところへ多く分配されるのです。
考えてみれば、確かにあたりまえのことですよね。
血液が多く分配されれば、全身の代謝が上がり活発になります。
全身の代謝が上がるということは、体温の上昇につながるのです。
体温が上昇すると、血流が良くなり、白血球の働きも活発になります。
つまり、免疫力もアップします。
休息する臓器、活動し続ける臓器
断食をする最大のメリットの1つが、「いろいろな臓器が休息できる」ということ。
一方、生命活動に必要な臓器。
例えば、心臓や肺、腎臓、そして脳は、休むわけにはいきません。
栄養が不足すると大変なことになります。だから断食をすると生きながらえるために、体にとって不要な脂肪やコレステロール、あるいは余剰物などが栄養素として使われるのです。
考えてみれば、理屈に合っていて面白いですね。
断食で免疫力アップ
断食でお腹がすけば、人間にとって余剰物であるガン細胞を喰ってしまう……というのも、あながちウソではないのかもしれません。
断食によって体温が上がることで、血流が良くなることはもちろん、白血球も血中に余計なものがないのでお腹を空かせています。そのため、白血球の活動が活発になるのです。
活発になった白血球は、血流に乗って全身をめぐります。そして、いろいろなものを食べてしてくれます。つまりは、免疫力がアップするということです。
体外から侵入してきた病原菌、老廃物、アレルギー物質、さらにはガン細胞まで。
これだけのものが一掃されるなら、こんなに嬉しいことはありませんね。
「断食」による体のいたわり方
「断食中には、体の全組織の復旧作業が行われている」ということも言われています。
こんなことが分かってくると、「私たちはもっと人体をいたわってやらねばならない」と思います。
皆さんはいかがですか?
断食道場でのことを、3回でご紹介する……とお伝えしていましたが、まだまだお伝えしたいことがあります。まだしばらくお付き合いくださいね。(次回へ続く)