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信号を考える

感知式信号機というものがある。
車を感知したあと、一定の時間が経ったら信号を青にしてくれるもの。
感応式信号機とも言うらしい。


バイパスを降りると、側道にこの信号機がある。横断歩道もあり、歩行者用の押しボタンも一緒に連動している。
ところが、最近この信号に感知されない高齢者の車をよく見かけるようになった。

一般的な超音波式の感知器は、道路の上空に設けられた装置で、ここから地上に向かって超音波を発し、それが跳ね返って感知する仕組み。
この頭上のセンサーに感知されるためには、停止線の所で停まればよいのだが、距離を空けて停車してしまうと感知されない。
信号待ちの列がいつもより相当長い時は、「先頭車両が感知されてないな」となる。


今日も最前線の車の停車位置が随分と後ろだった。
もしかしてと思い、2台目に位置していた私は、車から降りて、信号の押しボタンを確認しに行った。
後ろの人達の視線すべてが自分に注がれていると思いこんでいる私は、「私が確認しなければ誰が行くのだ、今君たちを救うのはこの私だ!」と、謎の使命感を背負っていた。(2台目のみが授かる使命)

表示を見てみると、やはり感知はされていないようだったので、押しボタンを押し急いで自分の車に乗り込んだ。
程なくして、信号は青に変わった。
少し、恥ずかしかった……。


この問題を解決するべく、ない頭を使って考えることにした。
私の案では、この3つ。
・感知装置を広範囲にする
・感知されているかどうかが分かりやすいように大きなパネルで表示する
・停止位置を目立つ色で塗る

ひとつずつ検証してみる。

まず装置を広範囲にするというのは、有効だと思われるが、多大な費用が掛かるように思われるので却下。
パネルも同様に費用が掛かるのでこれも却下。
停止位置に色を塗るというのは、出来るのではないかと思う。一気には出来なくても、交通が滞ってしまうとよろしくない個所を優先的に、また実験的に塗ってみるのも有りかもしれない。


もうひとつ考えたのは、車自体から発信するというもの。
これは未来型とも言えるかもしれないけど。

今の感知式は、車の方が超音波のセンサーに応えるかたちになっているが、逆の発想で、常に車から発信すればいいのでは、と思った。
しかも、広範囲にセンサーが届くようなものにする。
もちろんこの方法だと、車の方に発信装置を付けなければならないし、受信する側の装置を変更しなければならないという問題も発生する。

であれば、これから新しく設置する場合に向けて考えてもいいのではないかと思った次第。
しかも、センサーを発信していれば、逆走車の発見なんかもできてしまうのではないかと考える。

まあ理想のお話しなんだけどもね。
こんな風になれば、停止線から離れていても、感知してもらえるのではないかと思うのだが、どうだろう。
私の考えられるのは、今のところこのくらい。



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akaitsuki
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