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本の写経で文章力がアップする!? 写経を実践「完全覇道マニュアルはじめてのマキャベリズム」

仕事がGW明けまでお休みになってしまったので、これを機に今年の目標の一つであった本の写経をしようではないか!と始めることにしました。

お経ではないので、正確には写経ではないのですがイメージが伝わりやすいかなと思い、本の写経と言っています。


【本の写経って?】

本一冊全部を漢字、ひらがな、カタカナ、句読点、改行、スペース丸写しするのです!


【何の意味が?】

私にも分かりません!

が、文章の書き方を勉強するのには本の写経が一番早いとどこかで見たからです。小説を書き始めたので何らかの勉強はした方がいいんだろうなと思っていました。

マニュアル本を読んでもいいのですが、こっちの方が面白そうなのでとりあえずやってみることにしました!「考えるな。感じろ!」の精神です。

果たして意味はあるのか、ないのか!?終わってからのお楽しみです。


【どの本にする?】

さて、一冊丸々となると、挫けない精神力が必要です。興味を持って写経できるもの。それに文体の勉強にもなるような一冊を選びたいところです。

ハリーポッターが一番最初に思い浮かんだんですが… そうだ、忘れてました!こんな身近に作家がいたことを!!

私の兄、架神恭介です。

実家の本棚。兄の本や漫画が適当に並べられています。テレビで紹介された本(見切れてるやつ)や、チャンピオン、ヤングマガジンで連載していた漫画もあります。

エログロの本(ダンゲロス)があるのですが、父は母に絶対読ませないようにして、漫画も買わせないようにしています(笑)息子の本だというのにひどい。ダンゲロス好きの読者はみな、「すっごい面白いけど、絶対に人に勧められない」と口を揃えて言うので、父の気持ちも分からんではない。

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話を元に戻します。

ということで、「完全覇道マニュアル」こちらを写経することに決めました!

身内の本なのでやる気も継続されやすいでしょう!

ちなみに「完全覇道マニュアル」と「よいこの君主論」は中身同じものです。お買い求めの方は、よいこの君主論(文庫)の方がいいかも?こっちには人物相関図とか載ってるので。

「完全覇道マニュアル」は、マキャベリの君主論を小学生のクラスの覇権争いを例に学べる本です。なんと「クラスの子全員が、クラスの専制君主として君臨するという野望を抱いている」というぶっとび設定です。「たかしくんの失脚」「駄菓子屋の妙計」などのワードが飛び交います。

ふざけた本です(笑)でも、ちゃんと君主論の勉強もできるんです。身内贔屓なしにオススメ!


【やってみよう】

では早速やってみましょう。集中力からして一日2時間程度かな。179ページあります。…さて、何日かかるかな?

こんな感じでやっていきます。

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今はパソコンで本を押さえてますが、ページが真ん中ら辺まで行くと押さえるのが難しそう。そう思うと、写経には電子書籍が向いているでしょう。


【一日目の感想】

今日は、30分毎に休憩をはさみながら、計2時間行いました。

・2時間で1/10進む

2時間で179ページ中、18ページまで進みました。毎日2時間やれば10日で終わる計算になります。文字数をカウントすると8271文字でした。69文字/分。

大体自分で小説を書くときは、2時間だと1000文字くらいです。多分書くの遅い?あまり考えずに文字を打つだけだと8倍も書けるのですね〜。

・書き方の答え合わせ

小説の書き方的なところの答え合わせができます。「!」など記号の後は1マスあけるなどです。実は私、最近これを知ったので「おお、確かになってるなってる!」と思いながら打ってました。

・語彙力がつく 

単語の読み方と意味について。読書しているときと違って、文字を打っていくため読み方が分からないものが気になりました。また、意味が分からなくても普段なら予想して次々読み進めていきますが、折角なので調べてみると案外予想と違ってたりしてて勉強になりました。調べるのは休憩中に行いました。

・内容が頭に入りやすい

以前読んだことがあるからというのも多少あるかもしれませんが、内容はよく頭に入ってきました。これは流し読みと違って、噛み砕いて読むのと同じだからだろうと思います。

・タイピング速度が上がる

2時間という短い時間の中でも実感できました。小説は考え考え打っていくので、こんなに文字を一気に打つことは無かったため、すごい勢いでスピードアップした感がありビックリしました。


【まとめ】

今回だけでは、写経をして文章力が付いたぞ!という感じは特にありませんでした。2時間程度で文章力があがるのなら全員がやっているでしょう。

最初から予想はされていたことですが、全体の構成を見るというのは難しかったです。どういう段落分けをしているかなど。続けていたら、そういうところも見えてくるのでしょうか?

今後は文章を細かく区切りながら写していくのではなく、一文を読んである程度記憶して、点を打つ位置や漢字に変換すべきかなど多少の予想をつけながら写すという作業をしてみようと思います。

また進捗を時々載せていきます!









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城之内あやめ
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