【IVRy入社エントリ】41歳、初めての転職。「パパ、僕たちの生活はどうなりますか…?」と問うた長男への手紙
はじめましての方も、お久しぶりの方も。こんにちは。
2024年4月にIVRyに入社した、社員番号84番の川波(@ykch_)です。
久しぶりに筆をとって早々ではありますが、40歳を超えて初めて転職をすることは、周囲の人間にとっても家族にとってもそれなりの驚きをもって受け止められるんだなということを最近知りました。
まぁ、よく考えればそうですよね。私の父も最初に入社した会社を退職まで勤め上げましたので、私の長男(11歳)・次男(8歳)が受ける驚きはそれなりに大きかったんだと思います。
忘れもしない、転職について家族に伝えてから少したった、塾のお迎えの帰りの電車。間もなく小学校6年を迎える長男がいつもよりちょっと神妙な雰囲気で話しかけてきます。
なるほど、子供ながらに思うところがあったようで、なぜ転職などするのだろう?という疑問と生活への不安が、もやもやと胸につかえていたのだと思います。
心配かけたな、生活面の不安がないことも含め、父が後悔なく選択したものであるということを、もっとしっかり話しておけばよかったなと反省している次第です。
そこで、今回の入社エントリーは今は話してもわからないけど、近い将来、長男や次男が仕事を選ぶときに悔いなく選択ができるように、IVRyに転職するにあたって考えたこと思ったことを書きたいと思います。(子どもたちだけでなく、同じような年齢・境遇の方の参考にもなりますとこれ幸いです。)
気持ちや感情表現が多いためロジカルな説明とかは一切ないし、言葉の統一感とかも内かもしれませんがそのあたりは何卒ご容赦ください。
自己紹介
2006年に新卒で入社してから2024年3月末までリクルートで18年間お世話になりました。
主に旅行領域(じゃらん)で過ごした年月が長く、主に行政事業を行う組織で企画や営業のマネージャーを、最後1年のキャリアは、株式会社ANAじゃらんパックというリクルート社とANA社の合弁会社にて代表取締役(副社長)を経験させていただきました。
同時に直近数年は、GoToトラベル・全国旅行支援とコロナからの復興支援策のフロントを担当。国や同業の皆さまと協力しながら推進をする役割を担い、いわゆるカオスな場所に突っ込む鉄砲玉を楽しみながらやってきた次第です。
プライベートでは「家族とご機嫌に過ごす」と「今までの人生ではおおよそ選んでこなかった興味がある経験に手を出してみる」を標榜し、家族ネタでは定期的に一緒に写った写真がバズってTVに出たり、本に載ったりと喜んだりしてます。
さて本題に戻ります。
IVRyとはどんな会社か?
一言でいうと電話のDXを行う会社です。金融機関に電話すると「〇〇については、1を〜〜〜」といったガイダンス&プッシュで自分が求める対応を探していくくことがあると思いますが、それを従来よりより低コストに、プッシュだけでなく音声AIも活用しながらより便利に使えるプロダクトを提供しています。
個人的にはDXというと、特定の年代層やリテラシー層を一定置いてけぼりにするイメージがありますが電話というわかりやすい手段をとることで、置いてけぼりにする人を作らないという点が好きです。
転職(IVRy入社)を後悔していない4つの理由
まず大前提として、私が仕事をする上で大事にしたいなと思っていることは、子どもたちに「仕事が面白い」と胸を張って言えるか、「楽しそうだね」と感じてもらえるか、です。
そういった意味では、リクルート在籍時の仕事も「面白い」と胸を張って言えたし、実際に子どもたちにも言っていました。
にも関わらず、今回IVRyに入社したわけですが、なぜ転職したいと思えるくらいIVRyをオモシロイと思ったのか、この選択を後悔していない理由として4つほど残しておきたいと思います。
①実は転職しなくてもリスクは変わらない。不安よりも「面白そう」を取った。
息子氏よ、君にも伝えたが今のところは大丈夫なだけで、その先はどうなるかわからないんだ。そしてそれは、元いた会社に残っても同じだし、他の誰かが生活を保証してくれるというのは残念ながらこの先訪れないのです。(いや、頑張るけどね)
確実に体力は落ち、徹夜もできなくなりました。若い頃には「なんで親父はテレビつけたままソファで寝ちゃうんだろう」と思った事象が自分にも起き始めています。(親父あのときはごめん)
前職のリクルートでも若いうちから優秀な方がたくさんいて、自分自身もできること、価値を発揮できることを模索し続けなければならない。
なお私、ちゃんと(?)ポストオフ経験があります。会社を変えようが変えなかろうが、自分の提供価値が低いとお給料はちゃんと下がる。
そんなリスクは対して変わらない中で、IVRyという会社を選びたいとおもった理由。それは「得意としていることに集中して、力を発揮しようとしている人々が揃っている」ところでした。
過去のエントリーブログを見ていただければ伝わるかもしれませんが、清々しいほどに、自分の必殺技というか武器を自覚して、活かしに来ているなと。
どうせどうなるかわからないなら、全く違う背景・スキルを持った、自分の経験や得意なことに集中する人たちとカオスな中でチャレンジできる環境が面白そうだと思ってしまった、ただそれだけなのです。
②子供に「やりたい仕事を選んでいいんだよ」と言ったからには、「やりたい仕事」を選択するしかない。
突然ですが、子供には「将来やりたいことは好きなように、自分で選択して良いんだよ」と言っている一方で、子供から「じゃあパパは自分がやりたいことをちゃんとやっているの?」と返されてハッとする経験ありませんか。私はあります。(※息子よ、毎度言うことが鋭いんだよ)
一度長男から言われて以降、私生活では「面白そうだなー」「やってみたいな」と思ったことに首を突っ込んでいく日々を過ごしてきました。それこそリクルートの先輩の田端信太郎さんのオンラインサロン運営に関わったり、大好きなブランド豚の新商品のプレスリリースを書いたり、未経験で花やしき貸し切ってのイベントの企画推進を請け負ったり。
ただ悩ましいかな、仕事はある程度、職能や職層で期待されること、実際やることが固まってくるわけです。(実際そうしたほうが大きい組織構造では再現性高く成果が出しやすいし、とても良いことだとは思っています)
そろそろ仕事でも「やりたい、やってみたい」の気持ちに従って選択してもいいんじゃないかな…と。それが今回のタイミングでした。
IVRyでは「やりたい、やってみたい」と言う思いが日常的にアウトプットされ、形にしていく文化があり、それをとても素敵だと思っています。特に好きなことを2つほど。
◯ISSUEという文化
会社全体やオフィス、組織、カルチャーに関する議題について、問題提起と起案が誰でもできる場所。こういったものは形骸化することも多々ありますが、毎週issueがレビューされ、起案であれば判断され、なぜそういう判断に至ったのかが全員が見られるようになっています。
例えば、何かを達成したり、リリースしたりと良いことがあった際には「銅鑼(ドラ)」を鳴らして鼓舞したいという起案に対し、大人たちが本気で検討し、サイズ別の音色の評価までしだす…と。ちなみに今オフィスに、銅鑼(ドラ)あります。
◯プロジェクト制という仕組み
語弊を恐れずに言うと、IVRyはいわゆる大企業的な組織の階層構造や役職構造をもっていません。組織デザインが四半期ごとに解散・再結成されるプロジェクト制に分かれていて、オーナーも都度変わる。
4月現在、自分の場合は、主軸を「Enterprise Sales」に起きつつ、「Bizdev(事業開発)」「Partner(アライアンス)」「渉外(国・行政対応)」を掛け持ちさせてもらっています。そしてこれからまた増えるはず。全部楽しい。
「Enterprise Sales」であれば、同じ企業でも代表電話・店舗・エリアマネージャー、役割や部署でそれぞれ違う悩みを持っていて、一つ一つ解決方針を繋いでいくと「これは同じ構造を持った企業なら横展開できるかもしれない、業態・業界レベルで生産性を高められるかも!」と盛り上がる。
そしてその解決プロセスの中で必要な機能・運用を「Bizdev(事業開発)」として優先順位を上げてもらいにいくことができる。何たる贅沢か。
もしかするとどっちつかずに見えるかもしれない。役割が固定化されない、かといって何でも勝手にやっていいわけではない。
ただ事業の成長のために必要なプロジェクトに対して、自分の仕事を作りにいけるというのはなかなかにない機会で「やりたいことをやってますか?」と言われたら全力でうなづく自信があるわけです。
※ちなみにnotionで経営情報含めほとんどの情報がフルオープンで透けてるので自分が興味を持ちさえすればちゃんと手を上げれるのもすごいことだなって思っています。
偶発的に起こった思いや機会を具体的な仕事にできるって最高にいいじゃないですか。
③今まで約束してきた「いつか一緒になんかやろう!」を叶えたい
最近、ありがたいことに友人・知人がIVRyのサービス導入を検討してくれたり、実際に導入してくれたりと言うことが増えました。
リクルート時代は、カスタマーとして「じゃらんで予約したよ!」「今度の連休じゃらん使うよ!」などと声掛けをもらうことが多く、それだけでも嬉しくて、大事にしたいなと思ってきたのですが、IVRyでは、クライアントとしてお付き合いする機会も得られる様になったということです。
電話という既に世の中に広く存在しているものの、自動化・効率化をする。シンプルさ故に業界を問わない、ホリゾンタルなサービス。
その特性ゆえに、入社が決まった後は「あの人と取り組んだら面白いだろうな」「この会社のこんな使い方考えたら面白いだろうな」と妄想が止まりませんでした。
自分と全く違う業界の尊敬する人たちと話した、「いつかなにかで仕事したいね」が叶うのってやっぱり楽しい。「電話対応によって、本来集中したい仕事に集中できない」課題に一緒に向き合える。
そのうち、何の気無しに利用したサービスで自分がエンドカスタマーとしてIVRyを使うこともあるでしょう。じわじわ自分の生活に浸透していく手触り感も醍醐味だなと感じます。
※実際に、友人のJIROさん(@JIROtokyo)は真っ先に連絡をくださり、運営しているギャラリーで導入を頂きました。JIROさんありがとう!
マイケル・ジャクソン訪日時の通訳も務め、日本ではスポーツビジネス、クラブビジネスなど様々な事業をしているJIROさん。
「ギャラリーでのこんなイベントのときにこんな使い方をしたら面白いんじゃないか」「次はこんな事業を考えていてそこでもこういう使い方があると思うんですよ」などと「悩みを解消しつつ、面白い取り組み」について盛り上がれることはとても幸せなことです。
④自分の信じた人たちの言う「すごい人達がいる」は本当だった
今回いろんなご縁があってIVRyに接点をもったわけですが、早々に他の転職先を考えるのを辞めていました。
どうやら、入社するかどうかを話し合う予定の(だったらしい)席があったのですが、同席者に「実際どうですか?IVRyって選択肢」という話を振られたときに「面白いのでもう行くと思っていたのだけど」と言ってしまい代表の奥西氏が来た際に「あれ何のために来たんだっけ…」という空気になったのを覚えてます。(ほんとごめんなさい)
こんな状態になった理由はただ一つで、冒頭にも書いたのですが自分が一緒に過ごして面白い、すごいと既に思っている人と話す機会があったことなんですよね。IVRyには月1回開かれているオフィスオープンデーというものがあります。
面談や面接はいくらカジュアルと言ったとしても、限られた時間で相手の人間性や考えを感じ取るのは限界があると思っていて。
そんな中で、既に入社を決めていた尊敬する友人から面白い、すごいと思っている人を教えてもらって、お酒を飲みながら(私はお酒飲めないんですけど)直接話せたというのが大きかった。(後日サウナもいったり)
やっぱりその感性や考えにそこまでズレはなくて、あえてほかを考えなくていいかなと思ってしまったのがIVRy以外を考えなくなった要因です。
自分の人生なんで、人の意見に流されて自分の考えを左右されるのはナンセンスだと思うけど、自分が信頼してきた人の感性や考えを信じて接点を選ぶことはとても良かったと思うので、こういった手触り感も楽しんで頂けると良いなと思います。
最後に
息子たちへ。
繰り返しになりますが、生活はどうなるかわかりません。
できる限りのことは頑張ります。ただ、すまん今は第二の社会人人生を引くくらい楽しんでいます。
大きい会社、スタートアップ、様々な選択肢があるけれど、いつかこの入社エントリーを読んだときに「あぁ、親父は両方やっててそれでも楽しんでたからどう選ぼうかな」とフラットに、自分のやりたいことを選べることを切に願っています。そのための踏み台には喜んでなります。
最後まで読んでくださったみなさまへ
IVRyはこの先さらに大きな成長を計画しています。
その中で一緒に成長していく仲間を絶賛募集中です。(全方位的に)
ぜひ採用ページにも目を通していただき、お気軽にエントリーをしていただければ幸いです。
また、ちょっとでも気になったら定期開催のオープンデーにもご参加ください。僕自身、40超えて初めての転職に全く不安がなかったといえば嘘になります。それを紐解きながらIVRyに入社しました。
いろいろなポジションに首を突っ込んでいる分、入口として気軽にお話できると思っています。ぜひお気軽にご相談ください。
皆様にお会いできることを切に願っております!
IVRy 川波
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