マスク超しでもお互いに聞き取りやすいよく通る声にする方法でみんなで健康になりたい
マスクをしていると相手の声が聞き取りにくかったり、聞き返されたりすることありませんか?
わたしは、オーディトリー・ニューロパシーという、比較的音は聞こえているけど、言葉の聞き取りが悪い新しい種類の難聴なので、このコロナ禍のマスク生活は以前よりガクンと聞き取りが悪くなった…💦
パーテーションをつけてマスク、さらに2mの間隔をあけて話すというシチュエーションになると、もうさっぱり何を言っているのかわからない。
とある病院に行った際には、そのスタイルをとられ、お医者さんと会話が成り立たず、看護師もおらず、聞き返しても聞き取れず困ったことがある。
飛沫感染を皆気にしているので、声のボリュームもみんな抑え気味だし、このコロナ禍において、
「大きめにハッキリしゃべってください」
とも言いずらい雰囲気もあった。
それでも、普段関わる人たちは、ハッキリと話してくれるので、なんとかこの生活も乗り切っている。
そんな生活を送っていて、気づいたことがあった。
まずは音楽について
バラードなら聞き取れる確率があがる
よくよく考えてみると、わたしが好んで聴く音楽は、昔からバラード。
バラードなら、男性歌手・女性歌手問わずすぐに聞き取れることが多い。〈聞き取れない場合ももちろんあるけど、速い曲よりは聞き取れる〉
速い曲は、歌詞を見ないと何言ってるのかさっぱりわからないことが多い。
バラードが言葉の聞き取りが悪いわたしでも聞き取れる確率が高いのは、
①バラードは、ゆっくりハッキリ歌う場合が多い
それに加えて、歌を歌っているので、
②歌い手は 腹式呼吸をしている
という理由からだと思う。
バラードが好きなのは、心に響くメロディーや歌詞が好きなことはもちろんのこと、
言葉の聞き取りの悪いわたしでも 聞き取れないというストレスから解放されて 音楽そのものを楽しめるから
耳の聞こえに問題のない人なら、どんな速度の音楽もわりと聞き取れるのかもしれない。
でも、わたしは、速い歌は歌詞を見ながら何度も聞かないと、その歌を覚えることができない。
もちろん、メロディーが心にグッときたり、歌詞を見ながら聞いていても、好きだなと思う歌は沢山あるし、わたしのお気に入りの歌のなかにはバラード以外もたくさんある。
だけど、バラードは、耳を澄ませているだけで何を言っているのかわかるという場合が多いから、聞き取れないというストレスから解放されて、心をリラックスさせて聞くことができるから幸せだ。
そんなバラードの歌い方。①と②は、普段の会話で人と話していて聞き取りやすいと感じる発声方法だな、と気づいた。
お腹から声を出す腹式呼吸
普段は、胸式呼吸をしている人が多い。男性は腹式呼吸をする人が多く、女性は胸式呼吸をする人が多いというデータもあるそうだ。
腹式呼吸のほうがリラックス効果や健康にも良いと言われている。
胸式呼吸は、お腹から声を出す呼吸法。横隔膜をあまり動かさない浅い呼吸のため、一度に吸える量は少ないが、素早く呼吸できる。
腹式呼吸は、息を吸う際にお腹を膨らませ、横隔膜を大きく動かす呼吸法。一度に吸える空気の量も多くなり、胸式の3倍以上。また、胸式よりもゆったりとした深い呼吸になるため、リラックスしているときに行っている呼吸の仕方。
腹式呼吸をすると、たくさんのメリットがある。
・大声でなくても遠くまでよく声が通る
・声量は少なくとも、こもらず、はっきりと聞こえる
・リラックス効果が高い→副交感神経はリラックスしている状態で作用する神経だが、腹式で呼吸すると、この副交感神経が活発に働くため、気分が落ち着いてきてリラックス効果が得られる。
・免疫力が上がる→副交感神経の作用には、リンパ球を増やす効果が期待できるため、病原体から身体を守る免疫力を高める作用も見込める。
・インナーマッスルが鍛えられる→息を吸うたびにお腹をゆっくりと膨らませることで、インナーマッスルが鍛えられるので、お腹周りが気になるという方は引き締め効果が期待できる。
・大きな声を出しやすくなる→腹式呼吸をマスターすると、声が普段から小さいという人でも、大きな声を楽に出せるようになる。また、長く話し続けていても疲れにくいともいわれている。
腹式呼吸をすれば、耳が聞こえにくい難聴の人は聞き取りやすくなるだけでなく、腹式呼吸をする本人も健康的に良いという嬉しいダブルの効果💛
腹式呼吸のやり方
1.仰向けに寝た状態で膝をたてて、お腹に手を当てる。
2.最初に大きく息を吐き出し、お腹をへこませる。このとき横隔膜は引き上げられる。
3.大きく息を吸いお腹をできるだけ膨らませる。このとき横隔膜は引き下げられる。
4.呼吸(2と3)を繰り返す。
慣れないうちは寝たまま、慣れたら座ったり、立ってやると効果的だとか。
コロナ禍においてもリスク少ない腹式呼吸
<愛知医科大・三鴨広繁教授(感染症学)の話> 誰かと会話をするときには大声を控え、マスクをすることは大前提。マスクをせず、大声で話すと、8分間は空気中に飛沫(ひまつ)が舞うという研究結果もある。また、感染者がマスクをしていても、マスクをしていない相手に大声で話せば一定の確率で感染する。腹式呼吸での発声は声量が少なくても、マスクでも通る声が出るという点がメリットだ。大声で話さずに済めば、飛沫の量も多少は減る。声を出す練習は認知機能低下の予防にもなる。
マスク生活で嬉しいメリットのある腹式呼吸が普及してほしい
言葉の聞き取りが悪い難聴のわたしでも、マスクをしていても、まったく聞き返さないで済む人がいる。
そういう人に話を聞くと、歌を歌うことが好きだったり、音楽をしている人、話す機会が多い仕事をしている人が多い。
音楽をしている人は、音楽をするうえで腹式呼吸を学んでいるから、普段からお腹から声を出して話す習慣がついている。
話す機会が多い仕事をしている人は、相手とスムーズな会話ができたり、講演などで聞き取ってもらわないと仕事にならないから、ハッキリ話すように心がけているのだろう。
腹式呼吸なら、コロナ禍においても、飛沫感染のリスクは低いと言われている。
最初は慣れるまで練習しないといけないけど、慣れたら胸式呼吸より楽なんだとか。
ぜひ、多くの人が腹式呼吸をマスターして、腹式呼吸が当たり前になったら、今より会話がしやすくなる人・健康的になる人は増えると思う✨
よろしければ、健康的にもメリットたっぷりの腹式呼吸が増える事を願って、シェアおねがいします!
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