慣行農法のおかげ・・・自然農法の中で思うこと
畑では自然栽培をしていますが、日常の買い物はスーパーで、慣行農法で作られた果物やお野菜を食べています。慣行農法にはお世話になっています。
写真は、バラの蕾でアブラムシなどの害虫を食べているテントウムシ。
野菜作りは5年目に入るもいまだに迷路の中でさまよっていまして、迷いながらの野菜作りをしています。
簡単に育てることができる野菜だけを畑で育てていますので、それ以外の必要な野菜はお店で買っていまして、売り場に並んでいる野菜を見ながら、その労力が伝わって来て感慨ひとしおで売り場を見て回っています。
農家の方が大型のトラクターで広い土地を耕し、肥料を蒔き、機械で黒マルチを張り、機械で苗を植え付け、しばらくすると見渡すばかりの広い土地には一面のブロッコリー畑が出来上がっているのです。
国内で減少している農家の方々が、日本人みんなの野菜の需要に応えてくれていることを知りました。それは、機械のおかげで人の労力が減り、化学肥料を使い、ビニールなどの化学資材を使っているからこそ成り立っていることで、最近の農機具は優れているそうですが、高級車並み価格だそうです。
スーパーの売り場を見て回ると野菜の価格は高くはありません。中には高いと感じるものはありますけれど、それはお天気の影響で上手く育たなかったということですよね、きっと。急に猛烈な雨が降ってきたり、雨が全く降らなかったり、日差しの強度が強くなっているのではないかと思えたり、このような状況の中でもお店に行けば野菜を買うことができるのは有難いことです。
早朝と言えども夏の畑で働くことは大変なこと。慣行農法で野菜を作ってくださる農家の方々があってこそ、私たちはみんな適正価格と思えるお値段でお店で野菜を買うことができています。自然栽培だけでは国内の野菜の需要を満たすことができないことは明らかです。品不足で野菜というものは高級品となり、野菜は庶民の手に届くものではなくなってしまうかもしれません。
慣行農法も自然農法も自然を相手に野菜を作っています。自然のパワーが入っている野菜は、みんなに必要ですよね。