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釣りエッセイ:ワカサギ釣り(第3話)

釣りエッセイ「試考策魚」:
ワカサギ釣り(第3話)

手のひらに乗ってしまうくらい、少ない数のワカサギでしたが、家で唐揚げにしてみました。

すると、これまで食べた物とは比べ物にならないくらい美味しいのです。

"釣人ブースト"がかかっているのは勿論ですが、釣ったばかりの新鮮なものを揚げると、かなり違います。

口に入れるとふわっと、とても良い香りが口の中に広がります。

"釣人ブースト"は私の造語で、釣った本人が他の人より何倍も美味しく感じる錯覚の事です。

釣人ブーストを味わってみたい方は是非、この機会に釣りを始めてみてください。

"一生幸せになりたかったら釣りを覚えなさい"と言う、中国の古い諺もあります。

きっと釣人ブーストもその中に含まれていると思いますよ。



さて、次回釣行の作戦会議です。

前回、ワカサギを”きちんと釣りあげた”とは言えないでしょう。

誘いを兼ねた空合わせを何度も入れ、釣れたらラッキー。・・・こんな感じでしたね。

ラインの不自然な動きを見るアタリの捉え方もNGです。

強い風でも吹けば分からなくなるでしょう。冬の季節風が弱い日は少ない筈です。

あの日、あの時、あの場所でワカサギ達は底付近に群れていました。

狙うタナの目安があるので、ウキ釣りにしてみます。

アタリを明確に捉え、ワカサギを釣り上げてやろうではありませんか。

竿は5.4メートル、1号の磯竿。深いタナ合わせと、手前の崖をかわすにはこれくらいが良いでしょう。

1000番のスピニングに道糸2号、2号の遊動ウキ。誘いの後にアタリが出やすいので仕掛けが踊りやすい棒オモリにします。

おひとり様で寄せ餌を打つので、なるべく匂いの効果を上げたいところです。

ヌカとパン粉に対し、魚粉の割合を増やします。

サシは針付け後、ハサミで切って体液をだします。

さぁ釣りに行きますよ!

〜ワカサギ釣り(4)へ続く


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マホロバの釣り人
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