Amazonプライムビデオでもう観られる!2022年公開の傑作7選!
もう今年も12月に突入し師走となってきましたが、この2022年に劇場公開された新作映画が続々とAmazonプライムビデオでも見放題の配信が始まってます。
アマプラに入っていても何を選んでいいか分からないし、どれが新作なのかもよく分からないし、観たかった新作がやってるかもマメにチェックしてないとなかなか分からないものです。
そこで今回は、2022年に公開された新作映画の中から特に面白かった作品で、Amazonプライムビデオの見放題で配信が始まっているおすすめ7本を紹介していきたいと思います。
『ベルファスト』
<あらすじ>
北アイルランドのベルファストに住む少年パディは、1969年のある日突如としてプロテスタントとカトリックの争いが生まれ故郷が分断されていくことに…
ケネス・ブラナーの自伝的な作品でベルファストがモノクロの美しい映像で切り取られ観ているだけでも名作感があります。
昨日まで仲間だった人が今日からは敵になってしまう。北アイルランド紛争によって分断されていく街を子供目線で描くことによって、大人の事情での理不尽さがより伝わってきます。
世界的に分断が進むこのタイミングで作られた良作で、今観るべき映画です。
とにかくモノクロ映像がキレイだし、パディがアメコミの「マイティ・ソー」を読んでいたり(後にケネス・ブラナーは劇場版を監督してます!)、ちょっとニヤってしてしまうギャグも散りばめられてたりするんです。
少年が成長していく、家族の話としても面白い。
アカデミー賞でも脚本賞を受賞しています。
『コーダ あいのうた』
<あらすじ>
家族の中で唯一耳が聞こえるCODA(コーダ)であるルビーは、家業を手伝いながらも歌うことに目覚めてゆく。
これは分かりやすくいい話で感動ストーリーです。
元々は『エール!』というフランス映画があって本作はそのリメイク版です。
『エール!』は農家だったけどこちらは漁師だったり設定は微妙に変わってますが、ストーリーは一緒です。
家族で一人だけ聴こえる子のことをCODA(コーダ)と言うのですが、彼ら彼女らは家族外の人たちとの通訳であり、基本的に自由がない。
家族は大好きなんだけど、「歌うこと」に才能を見出され、本人もその夢を見始める。だけどよりによって「聴こえない」家族にとって歌はなかなか理解できなくて、、
という困難が立ちはだかったりする分、泣けてくるんです。
でも全編アップテンポな音楽に溢れていて、映画自体はずっと楽しく観れます。
こちらの作品も少女が夢に向かっていく話で、家族の話で心温まります。
アカデミー賞では競合を抑え、作品賞を受賞しています。
『ブルー・バイユー』
<あらすじ>
3歳の時に養子としてアメリカに来た韓国人のアントニオは、やがてシングルマザーのキャシーと結婚し幸せな生活を手にれたかに思われたが、突如移民局へと連行されてしまう。
アメリカ移民の法律の隙間に落ちてしまった男を主人公に移民問題の闇を描いた作品。本人に非がある訳ではないのに国の事情に翻弄されていく姿がやるせ無くなってどんどん感情移入しちゃいます。アジア系っていうのもあるかもですが。
それにしても韓国から3歳で養子に連れてこられて、名前がアントニオって。
恐らく最初の里親がラテン系で、その後別の家庭に引き取られ、やがて子供の頃に移民の手続きをちゃんとしていなかったという理由で強制送還されそうになる。。でも韓国には何のツテもないし言葉も通じない。
とんでもない困難が待ち受けてますが、それだけ考えさせられます。
差別や移民など今のアメリカの問題を浮き彫りにするメッセージが込められてます。
こちらも家族の感動ストーリーです。
『SING/シング:ネクストステージ』
<あらすじ>
地元で大成功を収めたバスターらは、エンターテイメントの聖地であるレッド・ショア・シティにあるクリスタル・タワー・シアターでのショーを目指すことに。
こちらはご存じ大ヒット作の続編。
やっぱりシンプルに歌がいいです。楽曲も名曲ぞろいなんでもう聴いてるだけでも満足度が高いです。
これは家族で観ていて普通に盛り上がれるやつです。
俳優たちが歌ってるんですが皆んなちゃんと上手いです。
ちょっとネタバレになってしまいますが、もう散々ニュースにもなってるのですみませんが、大物ミュージシャン役がU2のボノなんです。
そして日本語吹き替え版では、それがB'zの稲葉浩志。なかなか声優なんてやらない人なんでサプライズキャストになってました。
他にもスキマスイッチの大橋卓弥、BiSHのアイナ・ジ・エンド、長澤まさみなどなど、吹き替え版の方も豪華で聞き応えバッチリです。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
<あらすじ>
前作で正体をバラされたスパイダーマン。連日自宅にマスコミが押し寄せ困り果てドクター・ストレンジに助けを求めるのだが。
ピーター・パーカーであることをバラされてしまったところからスタートして、ヒーローなのにマスコミに困っちゃうところが高校生らしくてもう楽しい。そういう大人じゃないところがスパイダーマンの魅力だったりしますが、頼ったドクター・ストレンジがなんとミスって時空が歪んで別のユニバースから敵がやってきちゃうというまさかの展開に。
ドクター・ストレンジがミスるっていうのもちょっと笑っちゃう展開です。
そして、本作の最大の見どころが思いっきりネタバレとなってますので、ネットとかでは分かっちゃいますが伏せておきます。
だけどやっぱりシリーズ観てきた人にとってはとっても胸熱な展開になってまして、公開当時劇場でも「おおっ」って思わずな声があがちゃってたほどでした。
『ちょっと思い出しただけ』
<あらすじ>
元ダンサーの照夫とタクシードライバーの葉、かつて恋人同士だった二人の思い出がフラッシュバックで遡っていく。
これは松居大吾監督の中でもかなり好きな方!
クリープハイプの主題歌『ナイト・オン・ザ・プラネット』はジム・ジャームッシュの映画を思い切りオマージュした楽曲で、それを松居監督が映像したのが本作。
このコンビはMVからの盟友で、長編映画では3本目のコラボ。
ジャームッシュの映画ではウィノナ・ライダーがタクシー運転手をしてましたが、こちらでは伊藤沙莉がタクシー運転手。
別れたカップルの回想録という構図なんですが、恋人感がすごくリアルな感じで良かったです。
『さがす』
<あらすじ>
大阪の下町で暮らす父娘。「お父ちゃん電車指名手配犯を見たんや、賞金300万円やで」と言い残し忽然と姿を消した父を娘はさがし始める。
これはめちゃ面白いミステリーでした!
なかなか先が読めない展開で闇が暴かれていく感じも良かった。
監督は、『岬の兄妹』で衝撃的な長編デビューを飾った片山慎三監督。あのポン・ジュノの助監督を務めた人です。
脚本はかなり練り込んであろう内容で本当によく出来てました。
クレジット見たら監督の他に良作の脚本を担当してきた人たちもいて3人掛かりの仕事であったかと納得しました。
最後に
今回はアマプラで観ることができる今年公開作品の傑作を7本紹介しました。
数もあったのでそれぞれは簡単な紹介でしたが、どれも面白いので劇場で見逃してた方はぜひチェックしてみてください。
ボクは毎年その年のベスト10を年末に決めてるんですが、ルールは「その年公開の新作」としています。
なので同じように新作を観ている方はこの辺りの作品は見逃せないとこだと思います。
また年末の映画ベストも発表したいと思います。
最後までありがとうございます。
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