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SDGsなおすすめドキュメンタリー映画、5選!

こんにちは。
たまには、noteのお題に沿って映画の記事を書いてみようと思いたちまして、今回はSDGsな作品を取り上げてみたいと思います。

映画の中でもやはりドキュメンタリー作品の方が、テーマに近くて分かりやすい作品が多かったので今回は全てドキュメンタリーで選んでみました。

ポスター画像にFilmarksのリンクを貼っておきますので、そこからどこの動画配信で観られるか分かります。
ぜひ鑑賞の参考にされてください。

それでは早速、おすすめのSDGsなドキュメンタリー映画の5選を紹介していきいたいと思います!


『365日のシンプルライフ』

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2013年 フィンランド 80分
監督:ペトリ・ルーッカイネン
出演:ペトリ・ルーッカイネン

この映画は、面白いんですよ。
彼女にフラれた監督である主人公は、嫌気がさしてとある大胆な行動に出ます。

そしてルールを設けます。
それが、

①自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
②1日に1個だけ倉庫から持って来る
③1年間、続ける
④1年間、何も買わない

もう最初全部預けちゃうんで素っ裸なんです笑
そしてフィンランドなんでめっちゃ寒い。裸でブルブル震えながら、コートは必要だな〜なんてとこから始まります。

食料の差し入れはあったりするんですが、基本的にはルール通り遂行していってものが全然ないところから、必要なものだけを吟味していく生活をしていきます。そしてそこから、本当に必要なものって何なのか、必要以上のものを我々は買ってばかりいるのではないか、ということが見えてくる面白いつくりになっています。

後に、『100日間のシンプルライフ』というタイトルの劇映画としてリメイクされたりしています。



『Seaspiracy 偽りのサステイナブル漁業』

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2021年 アメリカ 
監督:アリ・タブリジ

これは、すごい衝撃的なドキュメンタリーでした。
我々の漁業は持続可能なのかを問う作品なのですが、もう知らないことのオンパレードでこんなことになってるのかと驚き続きでした。

まず真っ先に槍玉に挙げられるのが、日本の捕鯨や和歌山のイルカ漁です。
ここは伝統的な漁業で日本人として海外から「かわいそうだから」みたいな感情論で非難されることにはどうかと思ってたのですが、かなり科学的に海の生態系に影響を与える事実があったりして、一概には言えないかなって思う部分はありました。

ところがところが、驚きはここからでして、実はヨーロッパの漁業の大企業がとんでもない規模で漁を行なっていてその間接的な被害(例えば網に偶然クジラが引っかかってしまう)で、日本の捕鯨なんて比べ物にならないくらいの被害が出てたりするんです。

そしてこの事実は、全く公表されていない。

さらにさらに、アフリカ沿岸の遠洋漁業でヨーロッパの大規模漁業が魚をごっそり持っていってしまうことで、沿岸付近の地元漁師が魚が取れなくなってきていて、そこで職を失った漁師たちが海賊になったり、魚が取れないから森の動物を獲物にするようになり生態系が崩れ、そこからエボラ出血熱が蔓延するようになった… などなど衝撃的な事実が次々と明らかになってきます。

こういうのを見ると、コロナも自然の生態系が崩れたことが原因で巡り巡って人類に返ってきてるように感じられてきます。

ネットフリックス限定配信ではあるのですが、これは必見のドキュメンタリー映画です!



『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』

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2018年 アメリカ 91分
監督:ジョン・チェスター
出演:ジョン・チェスター、モリー・チェスター

これは、めちゃくちゃおすすめな映画です!
個人的に大好き。

都会のカップルが犬が飼えないことをキッカケに田舎暮らしを始めるっていう展開なんですが、オーガニックな暮らしや農業を突き詰めていく姿がとってもいいんです。

最初は失敗も多いのですが、この野菜とこの野菜を隣に植えるとお互いに作用しあって良くなる、とかできるだけ農薬を使ったりせずに虫や果物を食べてしまう野鳥や、鶏を襲うオオカミまでも極力排除せずに自然な生態系を維持した環境づくりをしていきます。

作物をダメにしてしまうカタツムリに困った時の解決策がカモだったりして、カモが大好物のカタツムリをバクバク食べて課題を解決していく姿なんてめっちゃ気持ちいい!

もう本当に理想の農場を作り上げていくんです。
そしてそんな彼らの元にどんどん仲間が集まってくるんです。
自分も行ってみたい。

農業や、理想の農場づくりに興味がある人は絶対におすすめな映画です!



『100,000年後の安全』

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2009年 デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア 79分
監督:ミカエル・マドセン

これもかなり考えさせられる映画です。

原発で事故も起こしていて、原発再稼働の動きがある我が国では特に気になる内容なのですが、原子力発電所から排出される高レベルの放射性廃棄物ってかなり危険なものなんです。それが無害になるまでに数万年かかるんだとか。。 だから10万年は人類から隔離する必要があるそうです。

そこでフィンランドでは、地震が起こらない硬い地盤にものすごく深い穴を掘って、そこに高レベルの放射性廃棄物を保管する場所を作って、世界中の原子力発電所から受け入れをすることを世界で初めて決めました。

そこで10万年置いておくそうなんですが、そもそもこんな厄介な排出物を出し続ける原発を使い続けるといつか捨てる場所も無くなっちゃうんじゃないかとか、途中で放射能が漏れる事故とかあったらそれはまた大惨事になりそうだし、リスクが大きい気が。。

そして、面白かったのがこの施設が課題としていることが、数万年後の人類がこれを放射能だと知らずに開封してしまうと大変なことになるというものでした。
その時にはどういう文明で、言語や文字がどうなっているかも想像がつかない、だから現代の言葉だけで説明があるだけでは不十分でそこをどうするかって考えてるんです。 すごすぎる。。

自分たちが使うエネルギーの後始末まで考えることってなかったと思いますが、そんなところまで考えさせられる作品です。



『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

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2020年 日本 98分
ナレーション:安藤サクラ
監督・出演:田部井一真

こちらは、「世界でいちばん貧しい大統領」と言われたウルグアイのホセ・ムヒカ大統領に迫ったドキュメンタリー。

収入の大半を寄付して、公邸ではなく愛犬と妻と小さな農場で質素な暮らしをするムヒカ。

彼が有名になったのが国連でのスピーチ。
人間の本当の豊かさとは何かを訴え、世界中の人々の心に響いたこの名スピーチは、日本で絵本になりました。

こういう人が大統領になれるってすごいし、ここから学べることが本当に多いと思います。



インスタでも

Instagramでも"今日のおすすめ映画"や”映画人の誕生日”などを日々発信していますので、映画選びの参考になればと思います。
こちらもぜひフォローいただけると嬉しいです。


最後に

今回紹介した作品はどれも本当のおすすめです!
やっぱりドキュメンタリー映画って、事実そのままだったりするので衝撃度がハンパないです。

なかなか観る機会もなかったりすると思いますし、どうやって探したり選んだりすればいいのか分からないジャンルだったりもしますので、こういうくくりでまとめてみるのも面白いと思い、noteのお題に乗っかってみました。

ぜひ気になった作品あればあれば観てみて下さい。


最後までありがとうございます。

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